コンテスト

躍動感のあるポージングやキュートな笑顔でプロ初戦ながら堂々の銀メダル獲得「次は金を取りにいきます!」

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード) 」。その年内最終戦となる、『2022 JAPAN PRO GRAND PRIX』が12月3日(土)、東京・TFTホールで開催され、モノキニビキニ着用で審査するビューティーフィットネスモデル部門のショートクラスでは、小川涼花選手(23)がプロ初戦ながら2位と健闘した。

【写真】小川選手が見せた躍動感のあるポージングやキュートな笑顔

トレーニング歴はまだ1年半、しかも今年コンテストデビューを果たしたばかりの小川選手だが、コツコツと地道な努力を惜しまない性格にボディメイクがぴたりとハマったのか、成果は意外に早く訪れた。

コンテストに初めて挑戦した今年6月の「新人類」大会では同部門9位。そこで見つかった課題と向き合い、10月の新鋭選手による「ROOKIE CHALLENGE CUP」では見事1位を獲得。勢いそのまま、同日に開催された関東予選でもショートクラスと総合優勝を勝ち取り、プロ資格を得て今回のプロ初戦に臨むこととなった。

「出場するにあたり、全体的にもう一回り大きくなりたかったので、トレーニングの質を高めたのと、食事のとり方も見直しました。以前の写真と比較すると、自分の目からもしっかり成果が表れていて、頑張った自分を褒めたいなと思えました」

プロの舞台には独特のまばゆいオーラが漂う。「脚がすごく震えて、止めるのに必死だった」そうだが、頑張ってきた自分を自信の糧に、落ちついたステージングを披露。予選大会で観客を魅了した躍動感のあるポージングやキュートな笑顔はこの日も健在で、プロ初戦ながら710点の高得点を獲得。りな選手(800点)に次ぐ2位に食い込んだ。

身長は151㎝とショートクラスの中でも小柄だが、むしろそこも武器に変えたいと小川選手。

「ショートクラスはたぶんバランスが一番大事だと思うんです。私の身長では肩の筋肉をつけすぎてもダメだし、お尻をつけすぎてもバランスが崩れてしまう。その絶妙なところを表現して、誰よりもバランス力のある身体にしていきたいです」

来年7月開催予定のプロ戦を、来シーズンの初戦と決めている。「次は金を取りにいきます!」。周囲の心をほどく笑顔に、清々しい野心がのぞく。

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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