トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、ゴールドジムJAPAN CUPやJBBFの東京選手権のメンズフィジークで優勝経験を持つ宮川玲さん(27)。均整の取れた身体の宮川選手のトレーニングライフを追った。
宮川さんは学生時代からサッカー、バスケといったスポーツに励み、大学生のころ、友人の影響でボディビル競技に興味を持った。
「大学の友だちがボディビルをしており、応援にいきました。その身体がかっこよく、ポージングも洗礼されており美しかったことから、自分もいつかステージに立ちたいと思い、筋トレを始めました」
現在では週5~6日、1回1時間半トレーニングに通う。
「収縮を意識したトレーニングにこだわっています。肩を痛めた影響からあまりストレッチをかけられないため、収縮に特化したトレーニングをしています。結構身体の反応はいいです。ただジムでまわりの人から『変わった可動域でトレーニングしている』と思われている気がします」
栄養へのこだわりも面白い。
「6~8カ月ほどの増量期(オフ)では、脂質なども含めてさまざまなものから栄養素を摂るようにしています。毎食同じもの、ボディメイク特化型の減量食ばかりを取ると、ストレスもたまってしまいますし、健康の観点からもいろいろな栄養素を摂るためです」
トレーニング、栄養ともに自分に合ったやり方を構築し、トレーニングを始めて5~6年経った2021年にはゴールドジムJAPAN CUPのメンズフィジーク176cm以下級で優勝、オリンピアアマチュアジャパンでも2位の成績を収めた。
宮川さんのトレーニングライフのテーマは“長く続けること”。
「トレーニングも無茶な重さややり方でケガをして、トレーニングできないというようにはなりたくはないですし、食事も『これを食べなければいけない』といった考えでストレスを溜めたくはありません。PFCバランスは気にしますが、楽しんでトレーニングや食事をすることを心がけたいです」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
-コンテスト
-マッスルゲート, ゴールドジムジャパンカップ
昨年9月23日に開催された「マッスルゲート九州」ボディビル75kg超級で優勝、全国大会の「ゴールドジムJAPAN CUP」(以下、ジャパンカップ)でも同階級3位となった眞野太朗選手(27)。身長180cm、82kgというバルクでなおかつカットのある筋肉美を披露した眞野選手を取材した。
...
全国各地で開催されたマッスルゲートと、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の上位の選手のみが出場できる『ゴールドジムJAPAN CUP』(以下、ジャパンカップ)が12月3日(土)、東京・品川インターシティホールで開催され、ドリームモデル163cm以下級で佐藤陽香選手(30)が優勝。...

