ゴールドジムJAPAN CUPメンズフィジーク王者に聞いたボディメイク成功の秘訣
12月3日(土)に東京・品川インターシティホールで『ゴールドジムJAPAN CUP』が開催された。JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)、マッスルゲートで優秀な成績を収めたものだけが出場できるということもあり、ハイレベルな戦いが数多くみられ、目が離せない展開となった。ここではメンズフィジーク168cm以下級で優勝した北山大貴選手(31)にトレーニングライフの軌跡を聞くとともに、身体づくりの秘訣を教えてもらった。
小学校3年生から高校まで野球を行ってきた北山選手がウエイトトレーニングに初めて取り組んだのは中学生のときだった。
「野球競技の向上としてウエイトトレーニングを中学、高校と行ってきました。ベンチプレスなども行っており、当時から筋トレが好きでした」
しかし、大学生になると野球からも筋トレからも離れてしまい、就活のときに自身の鈍った身体に焦りを覚える。
「身体を動かさないといけないと思い、トレーニングを再開しました。ボディコンテストに興味を持ったのは24歳のころで、新卒で就いた警察官を辞め、消防士に転職したタイミングで本格的なウエイトトレーニングをするようになりました。当時、食事面は苦労しました。消防はチームで働いていますので、作っていただいたものは食べなければいけません。お弁当などを持ってくる人もいましたが、自分はなるべく職場の皆さんと同じものを食べるようにしていました」
2021年にコンテストデビューを果たすと、2戦目のマッスルゲートfinalのメンズフィジーク168cm以下級で優勝。この頃からフィットネスへの興味が強くなっていったという。
「消防の仕事にもやりがいを感じていましたが、大会に出始めて、トレーニングの勉強をしていくうちにフィットネス関係で活躍したいという思いが募っていきました」
昨年11月に消防士の仕事を辞めてゴールドジムに転職。トレーナーとして働いて1カ月後に出場した「ゴールドジムJAPAN CUP」で見事優勝を果たす。
「ほとんど毎日ジムでトレーニングもしくは有酸素運動を行う生活をしました。しっかりと絞ることができて結果を残せて本当に良かったです。消防時代にお世話になった方や、親に応援していただき、その気持ちに応えることができてよかったです」
北山選手はコンテストのためのトレーニングを始めたことで内面にも嬉しい変化あったという。
「生活が整うようになり、感情の浮き沈みがなくなりました。常に目指すものがあるので高いモチベーションで生活ができています」
今後も活躍が期待される北山選手から、最後にボディメイク成功の秘訣を聞いた。
「正しいトレーニング知識、減量の知識が重要です。自分で試行錯誤することもいいのですが、トレーナーに聞くことをおすすめします。ただし、トレーナーも様々ですので、しっかりと見極めたほうがといいと思います」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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