トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、2022年12月3日(土)に開催された「ゴールドジムJAPAN CUP」の「ウーマンズレギンス163cm以下級」3位の本田毬奈(ほんだ・まりな)さん(30)。
「5歳から22歳まで空手道を17年間行っていて、トレーニングを始めたのは2年前くらいからです。ただその当時は週1~2回ほどしか行っておらず、本格的に始めたのは2022年7月からです。フィットネスジムで受付のお仕事をしているのですが、職場の方がマッスルゲート熊本のウーマンズレギンスに出場し活躍していたのを見て『自分も出てみたい!』と思い、本格的にトレーニングを始めました」
本格的にトレーニングを始める前は夕飯に炭水化物を摂らなかったりと、食事量が全体的に少なかったという本田さん。当時の体型は身長159cmに対して体重46kg。華奢な身体を大きくするために食事の量を増やすところから始めた。
「トレーニングを本格的に始めてからは、筋肉を大きくするために炭水化物とタンパク質の摂取量を増やすようにしました。トレーニングも分からないことだらけだったので、トレーナーさんにフォームを一から教わり、メニューも考えてもらいました」
トレーニングは仕事後に週3~4回行っている本田さん。家事を行うために1回のトレーニングは1時間前後に終わるように集中しているという。
「肩と胸の日、お尻と脚の日、背中の日に分けてトレーニングをしています。フォームを崩さないこと、狙ったところにしっかり効かせることを意識しています。炭水化物の量を増やしてトレーニングを行ったところ、見た目も変化し周りの方々からも『身体が変わってきたね』と気づいてもらえることが増えました」
本格的にトレーニングを始めて4カ月後、2022年11月20日開催の『マッスルゲート北陸』に出場し、初めての大会にもかかわらず『ウーマンズレギンス163㎝以下級』で見事優勝。2週間後の12月3日、『ゴールドジムJAPAN CUP』では3位という結果を残すことができた。今年も大会に出場する予定の本田さん「ステージを思いっきり楽しむために、トレーニングやポージングを頑張りたいです」と話す。今後もトレーニングを続け、さらに成長した本田さんを見る日が楽しみだ。
「身体を鍛えて筋肉がついてくるとメンタルも強くなると感じます。トレーニングを始める前は少しのことで落ち込んだりしていましたが、今では多少のことでは病まなくなりました(笑)。少しずつですが、続けていけば身体は確実に変わっていくので、ぜひトレーニングを始めてみてほしいです」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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