トレーニングに年齢は関係ない。まさにそう思わせてくれる美しい筋肉ボディをまとった44歳のビキニアスリートを紹介する。昨年のオールジャパンマスターズビキニフィットネス、40~44歳160㎝以下級で3位に入賞した町田加奈子選手だ。ビキニ競技歴は浅いものの、長い四肢、丸いお尻、ビキニフィットネス選手らしい張りのある仕上がり、表情など、これからの日本ビキニフィットネス界を牽引する存在感を発揮している。
今でこそ素晴らしい肉体美を持つ町田選手だが、最初は年齢とともに変わっていく身体を変えたいという思いからトレーニングを始める。年齢を重ねるにつれ、太るだけではなく肌の質感の変化、体型の崩れを感じ始めた。そこで「筋肉を付けたい」と思いジムに入会。
トレーニング開始後、当初は身体は細くスラッと、お尻だけ少しプリっとした身体を目指していたが、今は筋肉が付けば付くほど嬉しいという。
「顔とのギャップがある身体が理想となりました」
町田選手はオンラインでトレーニングに関するコーチングを行っているが、自身のこだわりについてこう話す。
「トレーニングでしっかりと効かせることが大好きですが、それだけにならないようにコントロールできる最大の重さを更新していくことを意識しています。重さを扱うボス種目、収縮、ストレッチそれぞれに重点を置く種目と、その種目ごとの目的を意識し、順番にもこだわってトレーニングしています」
ビキニフィットネス選手としてステージに上がる町田選手が昨年課題と感じたことは全体的な筋量不足だという。特に上半身で背中とリア(三角筋後)は広がり、厚みともにまだまだトップ選手との差を感じた。筋量不足を改善するには、先ほども述べたが、最大限の重さをコントロールした上で更新していくべきだと考えている。これには町田選手は「今まで考えたこともないような重さにもチャレンジしていきました」と、重量へのチャレンジをこなしている。
「昨年の自分と比べるとかなり、今年はかなり成長できたと感じています。脚に関しましては、今年は形とカットにこだわりビキニらしい丸みの中にハードなカットが入ることをイメージして、トレーニングで1レップごとに意識しています。おかげで、今の段階でもかなりカットが見えるようになりました」
今年の活躍が期待される町田選手は、昨年4位だったオールジャパンマスターズでの優勝を目標している。そして、日々の成長も大切にしながらトレーニングに励んでいくという。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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