昨年のオールジャパンマスターズビキニフィットネス、35歳以上40歳未満160cm以下級で準優勝し、あと一歩で日本一の座を獲得するところまで迫った鈴木琴子選手。チャーミングな笑顔と、ギャップとも言えるマッスル感溢れる厚みのある筋肉ボディで観る者に好印象を与える選手だ。その鈴木選手が今年、ビキニフィットネスからボディフィットネスへ転向するという。
【写真】チャーミングスマイルとマッスルボディのギャップが魅力の鈴木選手
鈴木選手はトレーニングを始めた当初、細く引き締まったスラッとした脚になりたいと思っていたが、だんだんと太くモリッとした脚になりたいと考えが変化していった。トレーニングを続けていく中で、なりたい身体の価値観が変わったのだった。
ビキニフィットネス選手として、東京選手権優勝や、オールジャパンマスターズで準優勝に輝いた鈴木選手の身体は、全身まんべんなく発達しているが、自身ではさらにさらにと、上を目指す。
「どの部位もまだまだ発展途上なので、ときどきフォームを見直したりしています。トレーニングではあまり変わった種目はせずに、基本的な種目をセット数多めでじっくりと行なっています。重量設定は負荷が抜けないギリギリの重さを狙うようにしています」
そんな鈴木選手は今年、競技人口の増えつつあるボディフィットネスへの転向を口にした。そのための課題は、まずは筋量アップだという。オフシーズンの間はトレーニングを分割法から全身法に変えてみたり、使用重量の向上を図ることに取り組んできた。対象筋にピンポイントで効かせて、筋肉の形を変化させ良くしていきたいという。
「自分のなりたい理想の身体と、ボディフィットネスに求められる身体が近いため、カテゴリーの転向を決意しました。今シーズンは昨年まで出場していたビキニフィットネスではなくボディフィットネスへ挑戦します」
ボディフィットネス1年生となる鈴木選手にとって今年は大きなチャレンジの年となる。
「昨年の自分よりもレベルアップした身体とポージングができたらそれで良いです。そして、出場する大会で3位以内入賞できたらさらに嬉しいです」
鈴木選手がボディフィットネス選手として、どんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
【写真】チャーミングスマイルとマッスルボディのギャップが魅力の鈴木選手
関連記事
昨年の世界女子フィットネス選手権、ビキニマスターズで3位に入賞。国内大会では連覇を達成した長瀬陽子選手は現在、新人選手の育成や選手の大会出場における手助けをしながら、自身の身体に磨きをかけている。以前は2015年にミセスワールドの日本代表として、ビキニ選手となる前にも世界大会への出場経験を...
昨年は東海ビキニフィットネス選手権優勝、オールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス5位、オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス9位と、大きく前進したのが静岡県の近藤恵理子選手。トレーニングで刻まれた筋肉の彫りとカットが際立つ近藤選手だが、もともとはいわゆるぽっちゃり体...
トレーナー、インストラクター、フィットネスコーチとして活動している三船麻里子選手(54歳)は、2月18日(土)に神奈川県川崎市で開催された『マッスルコンテスト東京』に出場。ビキニマスターズクラス(40歳以上)では連覇を逃したものの、圧巻のステージを見せ観る者を魅了した。三船選手は世界選手権...
トレーニングを始めてわずか5カ月でマッスルゲート埼玉に初出場。自信溢れる笑顔でポージングを披露し、優勝を勝ち取ったのは大学生の小林菜夏さん(19)。ステージでの表情からは想像ができないが、小林さんがトレーニングを始めるきっかけを作ったのは、日体大柔道部時代の辛い経験だった。
【写真】...



