4月9日(日)に行われたマッスルゲート北関東Ⅰビキニフィットネス(マスターズの部)に出場した峯元久美子さん(45)はフィットネスクラブのインストラクターとして指導にあたっているが、大会出場は今回が初めて。初大会にかけてきた思いについて、そして若さの秘訣について伺った。
「もともとずっとフィットネスクラブでインストラクターとして勤務しているんですが、3年前に膝を故障してしまいました。そのときに、今大会も出場しているメンズフィジークマスターズの森康則さんという方に、ちゃんとトレーニングを教えてもらうようになったのがきっかけで、大会出場も誘っていただきました。ただ、私自身が病気で手術をして体調が良くない時期があったことや、父が亡くなったりとか......そういういろいろな時期と重なってしまって、今回が初めての出場となりました」
昨年の10月から本格的に今大会に向けて、ボデイメイクを始めた峯元さん。現在45歳で中学2年生の一人息子を持つシングルマザーだ。実は八丈島出身の彼女は高校から上京しているため、亡き父今も一人で八丈島に住む母と、亡くなった父に今大会の結果を見せたかったと話す。
「年齢を重ねてもまだまだ頑張れるんだよということを証明したいなと思いました。普段は仕事終わりに働いているジムでトレーニングをしているんですが、ここ数カ月くらいは毎週月曜日と木曜日にパーソナルトレーニングも受けていたので、週5から週6日はトレーニングをしていました。今回は、息子にも無理させてしまったかもしれないですね。」
今大会は筋量が少ないことが課題となったが、今後もビキニへ挑戦していきたいと意気込んだ峯元さん。45歳とは思えないボディラインや肌艶を武器に、今後さらに進化した峯元さんに期待したい。
「トレーニングを始めた頃、『トレーニングをすると成長ホルモンが出る』と“師匠”(森康則さん)に言われたんですけど実際、やってみたら本当にそうで。若々しく見られるかもしれないです。また、将来的には師匠のように私もパーソナルトレーナーになりたいと思っています。トレーニングはやる気になれるようなスタッフに出会えるのが継続の秘訣かもしれません。初めは身体が変わってくるまでに時間がかかります。でも諦めず、トレーニングを3カ月くらい続けていけば、身体は絶対に変わってくると思います」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介




