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ムエタイとボディビルの両立!?中村宗人さん(56)「昔はスパーリングしすぎて筋肉を失っていました(笑)」

中村宗人さん(撮影:中島康介)筋肉隆々な身体を持つこの男性は、フィジーク競技で国内トップレベルの選手である中村宗人(なかむら・むねと/56)さんだ。3年前まで広告代理店に勤務しながらムエタイやボディビル、フィジークに熱中していたという中村さんに、トレーニングを始めたきっかけやトレーニング法、過去の経験について聞いた。

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中村さんがトレーニングを始めたきっかけは、学生時代にあった。

「学生時代にラグビー部に所属していまして、そこでウエイトトレーニングを始めました。その後、ユニコーン渋谷というボディビルジムに入会したことがきっかけで競技をスタートしました。最初はボディビルに出ていたんですよ」

現在自身のパーソナルジムでトレーナーとして活動する中村さんは、3年前までは広告代理店で働いていた。働く上で、身体を鍛えていたことによるメリットがあったそうだ。

「マスコミ業界はオモシロ好きなのと、広告代理店も特徴のある人間が好まれるので鍛えた身体と格闘技経験は働くうえで様々なアドバンテージがあったように思います。ただ、一昔前の広告代理店は夜の付き合いを仕事に繋げていくことが多々あったので、アルコール摂取の加減やトレーニング時間の確保は工夫していました」

一体どのような工夫をしていたのだろうか?

「減量中の会食ではお店の選択権を自分が握り、和食中心で高タンパク・低脂質の店を選ぶようにしていました(笑)。トレーニングは早朝にシフトし、出勤前に行うようにしていましたね」

現在の中村さんのトレーニング方法とは?

「オフの日は決めていなくて、少し疲労を感じたりトレーニング時間が取れない場合以外は自分で決めたトレーニングサイクルを回しています。背中の日、胸の日、肩の日を基本的にぐるぐる回しつつ、腕と脚を週に1回は入れるようにしていますね」

食事も決まったものを年中食べるようにしているという。

「一年を通して鶏肉と白米、野菜を食べていて、減量期に入ると会食や甘味などのおやつを徐々に減らし、白米と鶏肉の量を調節して減量を進めていきます」

中村さんは過去にムエタイを本格的にやっていた経験がある。

「ムエタイは十数年、プロライセンスも取り毎年タイで修行していました。ボディビル時代にも毎日走りこみやミット打ち、スパーリングをしていたので身体は自然と仕上がったのですが、今思うとかなり筋肉を削ってしまっていたように思います。今ではいい思い出ですね(笑)」

最後に、今後の競技での目標について聞いた。

「オールジャパンメンズフィジークの180㎝超級とマスターズの入賞または優勝、海外大会への出場が今の目標です」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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