ダイレクトな刺激を与えるというのは、腹筋を刺激する種目だけでワークアウトを構成するということだ。胸の日、脚の日があるように、腹筋の日にどのような種目をどのように行うかというプログラムを組むようにする。
文:Sarah Chadwell, NASM-CPT
翻訳:ゴンズプロダクション
直接刺激をする
直接刺激することで体幹部の筋肉は強さを増し、引き締まる。デフィニションを極めるためにも、体幹部の筋肉を直接刺激する腹筋のワークアウトが必要なのだ。
直接刺激するためには、腹部を構成している個々の筋肉を主役にした種目を選択することだ。
ただし、気をつけなければならないのは、選択した種目の中で、意識しないうちに腰の屈曲筋が運動に参加してしまうケースがあることだ。腰の屈曲筋というのは強い筋肉であるため、腹直筋を鍛えるつもりで行っているのに、動作の大半を腰の屈曲筋の力で行っていることも少なくない。これでは腹直筋への効果が薄れてしまい、意味のない種目になってしまう。どうすればいいのか。
腰の屈曲筋の参加を抑える
腰の屈曲筋の参加をできるだけ抑えるには、種目の可動域を調整してみることである。
一般的に可動域を制限することで、腰の屈曲筋は動作に参加しにくくなる。また、ゆっくりした動作で行うことで、腰の屈曲筋が参加しにくくなる場合もある。
腹筋の種目は瞬発的な力を使って行うものではないので、反動を使わずゆっくり丁寧に動作することも試してみよう。どの筋肉を鍛える種目であるかをしっかり理解し、対象筋に効かせる感覚をつかみながら行うようにしよう。
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