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細く引き締まったウエストから伸びるお尻と背中のメリハリでハイレベルな戦いを制す!「炭水化物は悪」と考えていた女性の考えが変化するまで

本田有希子選手「お米=減量の大敵」そう考えている人も多いのではないだろうか。8月4日(金)に開催されたSPORTEC CUP2023 ビキニフィットネスで見事優勝を果たした本田有希子(ほんだ・ゆきこ/31)選手は、減量中にお米を食べ始めたことで順調に減量が進むようになったという。そんな本田選手が持つ、炭水化物への考え方とは?

【写真】本田有希子選手の細く引き締まったウエストから伸びるお尻、背中のメリハリ

――スポルテックカップ2023 ビキニフィットネスのご優勝おめでとうございます。今のご感想をお聞かせください。

「素直に嬉しかったですが、勝てるとは思っていなかったので、驚きの方が強いです。強みであるアウトラインの良さを評価してもらえたんだと思っています。減量に関しては、今後のアジア選手権、オールジャパンに向けてここからさらに絞っていくので、まだまだ不足していると感じています」

――普段、減量食はどのようなものを食べていますか?

「主食はお米をメインで食べていて、白米と玄米をブレンドして炊いています。タンパク質は魚と卵、納豆から摂っています。脂質は鮭や鯖、卵に含まれる油で摂っているので、あえて他で摂ることはしていません。PFCバランスとしては、タンパク質は体重1kgにつき×1.2g 、脂質は30g弱、炭水化物は残りのカロリー全て、という構成です。白米は減量中でも2合近く食べれていて、かなりのハイカーボだと思います。野菜は色々な種類の野菜(旬の野菜)を毎食しっかりと食べています。摂取カロリーとしては、減量初期は1500kcalに設定しています。減量末期でも1300kcalは摂取するようにしています。基礎代謝が1100kcalほどなので、それ以下にならないように注意しています。摂取カロリーが基礎代謝以下になると、代謝が悪くなって減量が進まなくなるんです」

――白米2合を食べても減量が進むのですね。大会に出始めた当初から炭水化物は多めで減量されていたのですか?

「いえ、大会に出始めた4年前は、糖質(特にお米)は悪いものだとと決めつけていました。基本的にオートミールやサツマイモなどを食べていて、タンパク質は鶏胸肉やささみ、白身魚などから摂り、脂質はオリーブオイルから摂っていました。

――その4年間でお米に対する考えが変化していったのですね。

「糖質に対する考え方が変化していきました。幼少期よりぽっちゃり体型で思春期にダイエットに目覚め、そこから約10年、ありとあらゆる流行のダイエットに手を出し、減量とリバウンドを繰り返す生活を送る中で『糖質(特にお米)=悪」という考えがずっと私の中心にありました。トレーニングを始めてからもこの考えは変わらず、筋肉を付けるには糖質や脂質はあまり重要ではなくて、ただタンパク質を多く摂取していれば良いと思っていました。減量が進まなくなり意気消沈していた私に、所属ジムのエクサイズ・柏木先生が諦めず熱心に説得を繰り返してくださったことで、ようやくお米をしっかりと食べて減量することを決意することができました。その結果、昨年のオールジャパンではフィットモデル優勝、ビキニフィットネス6位の結果をいただくことができました」

――トレーナーさんとの出会いで認識が変わったと。具体的にどのような認識の変化がありましたか?

「減量の食事における考え方で特に大きく変化したのは『糖質=悪』から『糖質=脂肪燃焼に欠かせない燃料』となったことだと思います。お米をしっかりと食べるようになってから、減量がとてもはかどるようになりました。トレーニングも元気いっぱいにできています」

――『糖質=脂肪燃焼の味方』だということですね。ダイエット中の女性に向けて、食事面、運動面で何かアドバイスはありますか?

「ダイエットは『しっかり食べて、しっかり動く』。これに限ると思います。カロリーや糖質、脂質、タンパク質はどれも必要な栄養素であり、バランス良く摂取することが大切です。私の嫌悪していたお米ですが、筋肉を維持し、着火剤となり代謝を上げ、気持ちの高揚ややる気を上げ、活動的に過ごせる素晴らしい栄養素でした。ぜひ、吸収速度の緩やかな玄米などから、よく噛んで取り過ぎに注意して活用してみてください。日頃の運動に関しては、気合を入れて短期間でやり過ぎないことに注意していただきたいと思います。身体の疲労によりストレスが溜まってしまったり、浮腫が出てしまったりなど、せっかくダイエットをしているのにネガティブに感じてしまう要素が出てくる可能性があります。食事も運動も長期的な目で見て、楽しんで取り組んで頂くのが良いと思います」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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