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17歳の高校生が中学時代から23kg増量してコンテスト出場!高校生メンズフィジーク大会優勝を果たす

中原悠月さんきっかけは、中学2年生のときにYouTubeでたまたま遭遇したボディビルの動画だった。そのころの体格は身長167㎝で体重は45kgほど。鍛え上げた肉体が躍動する映像に、少年は憧れに近い感情を抱いた。

「僕はめちゃめちゃガリガリで、何も取り柄もなかったので、とにかくやってみようと思いました」

その約3年後、昨年2022年の夏に中原悠月(なかはら・ゆづき/17)選手は全国高校生ボディビル選手権大会でボディビルデビューを果たす。しかし、結果は予選落ち。リベンジを果たすべく、今年7月30日に石川県文教会館で開催された同選手権大会への出場を誓うも、新たにメンズフィジークが併催されることを知り、両カテゴリーに出場。今回はボディビルでは170㎝超級で2位、メンズフィジークでは見事に優勝を勝ち取った。

【写真】「これが高校生の身体か!?」中原選手の大きな広背筋

「昨年からの改善点としては、もともと3分割くらいだったのを5、 6分割に分けて、1日1部位で集中してトレーニングするようにしました」

今年の減量前の最高体重は68.6kg。中学時代に比べると23kg以上も増加。食事に関しては「めちゃくちゃ食いました」。そして、あるレジェンドボディビルダーが実践していた方法が、大きな参考になったという。

「合戸孝二選手が牛乳をたくさん飲んで身体をでかくしたという話を聞いたんです。それまで牛乳は学校の給食でしか飲んでいなかったのですが、合戸選手の真似をして飲むようにしたら、2カ月で体重が4kgも増えました。この方法は僕の身体に合っていると思いました」

「筋量増加」「バルクアップ」などのキーワードで検索すれば、様々な回答にすぐにたどり着ける今という時代。ヒントは意外なところにも隠されている。

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取材・文:藤本かずまさ 撮影:中島康介

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