8月13日(日)、NEW PIER HALLにて『ベストボディ・ジャパン2023東京大会』が開催され、山田有香(やまだ・ゆか/36)さんがミス・ベストボディ部門、レディースクラスでグランプリに輝いた。引き締まったバランスの取れた身体に加えて女性らしい美しさのあるスタイルや、ウォーキングをはじめとするポージングでの表現力が求められるベストボディ部門。健康美が重要となるこのカテゴリーでグランプリに輝いた山田さんの強さの秘訣に迫る。
トレーニング歴は4年目、コンテスト出場は今シーズンで2年目を迎えた山田さん。筋トレを始めたきっかけは産後ダイエットだったという。
「産後ダイエットのためにトレーニングを始め、無事に成功しました。コンテストを目指したのはトレーナーさんからの勧めがきっかけなんです。最初は自分にはできないと思っていたのですが、試しにレッスンに参加してみたらそれがとても楽しくて……。思い切って挑戦することを決意しました」
2年目となるシーズンを迎えた山田さんだが、今大会に向けて姿勢の強化や女性らしい身体づくりを意識してトレーニングに励んできたという。
「昨年の反省として、とにかく姿勢が課題でした。長年の猫背や巻き肩の影響で納得のいく美しさを表現できなかったんです。背中のトレーニングはもちろんですが、入念なストレッチやピラティスも取り入れてきました。まだ完成形ではないので、今後も継続的な課題になりますが、これからも徹底的に改善していきたいと思います。普段の筋トレでは、お尻と上半身を重点的に取り入れながら『よく食べてよく動く』ことを意識しています」
姿勢の改善や日々のトレーニングと子育ての両立は、決して簡単なものではなかったという山田さん。そんな状況でも前を向いて努力を続けられた彼女の原動力を伺った。
「子どもたちの応援や、お世話になっている方々に成長した姿を見せたいという想いが私にとって大きな原動力となりました。また、トレーニングをしていると自分に自信がついて、心も身体も健康的になれた気がします。競技を通して先生や選手の方々など、素敵な出会いにも恵まれて……。この出会いは私にとって大きな財産です」
11月には日本大会の出場も控えている山田さん。次戦へ向けた意気込みを語った。
「11月の日本大会に向けて強い身体作りをしていきます。ポージングとウォーキングをさらに強化して、ステージング力を磨いていきます!」
11月19日(日)に控える日本大会でも入賞なるか。トレーニングと子育ての両立を実現させる母の強さは、愛する子どもたちの目にも映っているに違いない。
取材:池田光咲 撮影:田中郁衣