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ボッコボコに隆起した背中で全国2位へ。気鋭のメンズフィジーク選手がフォームを変えたことで得られた新たな感覚

増原駿選手背中を見せるバックポーズで、一際歓声の大きな選手がいた。9月10日(日)に開催されたJBBFオールジャパンフィットネスチャンピオンシップスのメンズフィジーク172㎝以下級で2位の結果を残した増原駿(ますはら・しゅん/28)選手。全国各地から猛者が集うこのオールジャパンでも図抜けた背中の筋肉を披露した増原選手は、フォームを変えたことで背中の「各筋肉」ごとに効く感覚を得られたという。

【写真】全国2位・増原駿選手の「広くてボコボコ」な背中の筋肉

――9月10日(日)のオールジャパンでは、メンズフィジーク172㎝以下級で2位の成績を残されました。大会を終えての感想をお聞かせ下さい。

「前月に開催されたSPORTEC CUPで6位という評価だったので、カテゴリー変更も考えましたが、フィジークという競技でポージングも含め、まだ100%を出せていなかったんです。改善すればまだ評価されるとは思っていたので、レベルが高い中2位という評価をいただけて素直に嬉しい気持ちな一方、『優勝したかった』という悔しい気持ちと半々です」

――今大会では特に背中の筋肉に目がいきました。実際に増原選手がバックポーズを取られた際は歓声がすごかったです。

「今年は、フロントポーズの時に見える広背筋や大円筋をメインに鍛えました。これまでは背中のトレーニングの際、特に下から引く種目は直線的にバーやダンベルを引いていたのですが、今シーズンは円を描くように肩関節の伸展を意識したフォームに変えました」

――フォームを変えたことで、どう身体が変化しましたか?

「これまではなんとなく背中全体に効いてる感覚が、各部位ごとに効いてる感覚を得ることができました!」

――メンズフィジークで勝つために背中で特に重要視されているポイントは?

「私は下背部以外は重要だと思います。分厚い下背部じゃなければ、筋量があってもしっかり筋肉がセパレートしてたら評価されると思います。私は今回、大会の受付前に岡典明選手にバックポーズを直していただいたのですが、それで見栄えが劇的に変わりました。なので、ポージングもかなり大切かと思います」

――ポージングはどのように修正したのですか?

「広がりを保ちつつもボコボコ感を出すようなポーズのとり方を教えていただきました。私はいつも広がりばかりを意識していたので。言える範囲では上体を倒さず立てることです。それ以上は岡選手の営業妨害になりそうなので差し控えます(笑)」

――確かに、ステージでの増原選手の背中は広くて、かつボコボコしていました。増原選手が最終的に目指す背中はどのようなものでしょうか?

「憧れる背中は須江選手です。須江選手のような背中に近づいていくためには、フィジークで評価されるかはさておき、さらに重量を上げて背中の筋肉の感覚を研ぎ澄ます必要があると思います」

――最後に、今後の目標を教えて下さい。

「来年のオールジャパン優勝、さらには国際大会の優勝です!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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