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逆三角形の背中と細いウエストのアウトライン!「ウエストは年々細くなっています」

山下春菜選手9月17日(日)に行われたJBBFオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス163cm以下級で準優勝の結果を残した山下春菜(やました・はるな/34)選手。逆三角形の背中と細いウエストのアウトラインで観客を魅了した。

【写真】山下春菜選手の逆三角形の背中と細いウエスト

「フィットモデルのオールジャパン準優勝も今回で3回目ですが、年々出場選手も増えレベルも上がってきているので、また準優勝で悔しい気持ちもありますが、ホッとした気持ちが強かったです」

山下選手は休養を積極的に取ることで変化があったという。

「トレーニングやポージング練習、ストレッチ、減量など毎年同じようなことを繰り返していますが、例年と違った取り組みとしては、積極的に休養を取りました。減量期間に入ってからは、3週間トレーニングや有酸素をしたら1週間まるっと休みましたが、休み明けはコンディションが良くなっていることが多かったです」

フィットモデルだけでなく、ビキニフィットネスでも活躍している山下選手。フィットモデルとビキニフィットネスでのステージングの違いを伺った。

「フィットモデルはビキニフィットネス以上に身体以外の要素が印象に関わると思うので、ヘアメイクやコスチュームによる見栄え、雰囲気などを考えて作り込むようにしています。また、ポージングの際のマッスルコントロールは必要ですが、ビキニのとき以上に力みが見てとれないように気を付けています」

「トレーニングの曜日・時間が固定でパーソナルなので、仕事や予定を調整して必ずトレーニングに行くようにしています」という山下選手。トレーニングサイクルとアウトライン、細いウエストをつくりあげた方法とは?

「トレーニングは週に3日、ストレッチや筋整が45分、トレーニング自体は20-45分くらいです。上半身、下半身、肩に分割しています。アウトライン、特に細いウエストは強みです。トレーニングで上半身の広がりとお尻の丸みをつくりながら、週3回のパーソナルでは必ずストレッチと手技で腰をほぐしてもらい、かなり強くベルトを締めることで重量を扱っても体幹が太くならないようにしています。ウエストは年々細くなっていて、衣装はウエスト53cmで製作してもらいましたが少し余りました」

昨シーズンに肝臓を悪くしてしまった山下選手。今年は肝臓に負担をかけないような食事や生活を意識していた。

「オフ期からできるだけバランスの良い食事をしたり、減量に入ってからも積極的に休養を取ったりして回復に努めていました。肝臓自体は3~4カ月で回復したので、今年もなんとか出場することができました。(減量中は)タンパク質を最低限にして炭水化物を多く摂りました。停滞したときも炭水化物をさらに増やしたところ、減量が進みました」

また、寝る前の炭水化物の量を工夫することで、調子が良くなったという。

「昨年までは遅い時間には食べないようにしていましたが、そのせいで朝方は空腹で眠れなくなっていました。今年は最後の食事を22時半で炭水化物を多めにしてみたところ、寝つきもよく中途覚醒も少なくすみ、寝不足で身体が辛いことが少なかったのがとてもよかったように思います」

ハイレベルな戦いである「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」の出場選手に選出された山下選手。

「スペインでの国際大会に出場させていただくので、慣れない環境ではありますが、過去一番良い状態を出せるようにベストを尽くします。そして来年こそはフィットモデルのオールジャパンで優勝できるといいなぁと思います」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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