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丸みのある筋肉と美しいポージングを披露し、小倉あれずが国際大会で日本人最高位に輝く!

小倉あれず選手10月14日にスペインで開催された『IFBBアーノルドクラシックヨーロッパ・ビキニフィットネス158cm以下級』で小倉あれず(おぐら・あれず/26)選手が日本人最高位の4位に輝いた。

この大会はアーノルド・シュワルツェネッガーが主宰する世界大会で、世界チャンピオンやヨーロッパチャンピオンなどの強豪選手が世界各国から集結し、毎年ハイレベルな闘いが繰り広げられている。

【写真】小倉あれず選手の世界で見せた丸みのある筋肉

「画面越しに見ていた、アーノルドクラシックのステージに自分が立てると思うと嬉しくて、本当に幸せでした。世界の選手を見て身体づくりを常にしていたので、早く出たいという気持ちでした。選手25名の中、日本のようにしっかりと時間をかけて審査してもらえるわけではないので、その中での4位はとても嬉しかったです。髪型、ビキニ、メイク、ポージングを含めて海外仕様にしたので、今まで研究してきて良かったなと思いました」

また、アーノルドクラシック前に開催された、日本最高峰の舞台「JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2023」(以下、グラチャン)ビキニフィットネスでは3位を獲得した小倉選手。昨年の7位から大幅に順位を上げている。

「今年の目標の一つとして、グラチャンでのメダル獲得でした。コンディションをオールジャパンより上げて出場できたので、自信を持ってステージに上がれました。目標達成できてとても嬉しかったです」

オフシーズンはとにかく下半身を強化し、脚のトレーニングをすることが怖くなるくらい、トレーニング強度を上げたという小倉選手。オンシーズンでは、とにかくトレーニング強度を落とさないこと、むしろ増やしていくようなイメージでトレーニングをしていたという。 そんな小倉選手も今年は減量にとても苦労したという。

「いくらオフシーズン努力しても仕上がっていなければ意味がないです。ただ最後はもう、筋肉を削ってでも絞りきってやるという気力でやりました」

国際大会でも目を惹くほどのポージングを披露する小倉選手。

「この一年間は誰よりもヒールを履いてポージングをしたと思います。人それぞれに身体の強みはあると思います。そこをいかに長く魅せていけるか、ポージング、雰囲気、表情作りで小倉あれずという人間を魅せることを意識しています」

ビキニフィットネスに求められる女性らしい丸みのある筋肉を意識して、トレーニングをしている小倉選手にトレーニングサイクルを伺った。

「トレーニングは週5日、1回1.5〜2時間くらいです。脚(四頭)、胸上部・肩フロント、背中、ハム・お尻、肩サイドに分割しています。トレーニング中はとにかく楽しむことを大切にしています。肩の丸みと、全体的な筋肉の丸みを誉めていただくことはあります。ビキニフィットネスはゴツゴツの筋肉ではなく、女性らしい丸みのある筋肉が大切になります。今年は特に筋肉の肥大だけでなく、密度も意識してトレーニングできたかなと思います」

小倉選手は歯科衛生士とトレーナー業をしている。仕事とトレーニングを上手く両立させられるように、考え工夫し、楽しんで行っている。

「前日に一日の流れをトレーニングから逆算して考えています。また、一週間単位で忙しい日はサイクルを変えてみたりしています。大体計画を立てて、それ通りに一日を過ごす感じにするとゲーム感覚で楽しくなります(笑)」

小倉選手の効果のあった食事、減量方法とは? 「食事の間隔を3〜4時間に一回は取るようにしています。減量中は食べるものを固定しています。そうすると、何が原因で体重が動かないのか理由が明確になるので、減量しやすいかなと思います」

最後に次の目標を伺った。

「オールジャパン優勝、グラチャン、世界選手権でメダルを獲得することです」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介、Igor & Jakub

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