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33歳・三児の母でトレーナーが多忙な中でのボディメイクでグランプリ!「子どもたちが起きる前の早朝にジムに通います」

鈴木里菜さん10月14日(土)、浜松市浜北文化センターにて開かれたベストボディ・ジャパン浜松大会ミス・ベストボディ部門レディースクラスでグランプリを勝ち獲った鈴木里菜(すずき・りな/33)さん。三児の母であり、ご主人の経営するジムの店長とトレーナーも務める、スーパーマザーのボディメイクと生活を聞いた。

【写真】鈴木里菜さんのスリムに鍛え磨かれたビキニ姿

「3年前、産後太りの解消を目的にトレーニングを始めました。当時、体脂肪は30%を超え、身体のあちこちにガタつきを感じるなど不具合も多く、体重は今より+5kgほどではあるのですが、ズボンがパツパツでお尻も重力に負けそうになっていました。この隠れ肥満をなんとかしなければと思い挑戦しました」

多忙な日々の時間の確保は難しく、子どもたちが起きる前の早朝にジムに通うのが習慣だという。

「滞在時間は30分、多くて40分です。短時間である代わりに短期集中で可動域をしっかりと意識してトレーニングするとともに、頻度でボリュームを維持できるように、週に5日は必ず行くと決めています。朝にどうしても行けないときは、自身のジムと近くの24時間ジムを併用して隙間時間に行きます」

過密なスケジュールのモチベーションとなっているのは、「大会に出場し続けたい」という想いだという。

「2021年にベストボディの日本大会観戦に行ったのがきっかけです。前に進む刺激を受けたくて思いきって観にいったら世界観に圧倒され、美しさとはこういうことかと思いました。立つだけでもいいからこの場に出てみたいと思い、それからずっとコンテストの魅力に支えられてやってきました」

本格的にコンテストとしてのボディメイクを目指す上で、遺伝子検査で自身の体質を知ることから始めた。脂質によって太りやすいという結果を踏まえてPFCバランスを計算し、筋肥大と除脂肪が両立されるギリギリのカロリーでトレーニングに励んだ。

「食事はやはり家族とは別メニューになってしまうので、自分の分は作り置きを冷凍して、レンジで温めるだけ、焼くだけにするなどの工夫をしました。全ての栄養を一括で食べられるスープにして摂るという方法も取ります。自分の分を簡略化することで、家族の食事の用意には時間をかけられます」

現在の体脂肪率は18%。産後太りの過去を全く感じさせないスリムに鍛え磨かれた肉体で、憧れの場所でグランプリを獲るまでになった鈴木さんだが、食事においてもトレーニングにおいても、自身に負荷をかけすぎることはしないと決めたのだという。

「昨年までは、雨の日でも必ず外に歩きに行く、減量中でも休息日を取らないなど無茶な方法もしていました。現在は生理周期に合わせて臨機応変に食事量を変えるなど、体調の声を聞くようにしています。あとは睡眠時間を増やしました。7時間は寝られるようになってから、精神的に落ち着き食欲も安定しました。睡眠不足によって食欲が乱れるケースは多いですし、その状態で無理をするより睡眠をしっかりと取れる環境になってから、ボディメイクに励んだ方が結果につながりやすいと思います」

「自分の目的に集中しすぎて周りが見えなくなってしまうと、周りにも迷惑をかけてしまうし、自分にも嫌悪感が湧いてしまうので、『全てのこととの両立』を意識してやっています。頑張りすぎの失敗を通じて、無理な努力はやめようと顧客へのアドバイスに自身の経験談を通じて伝えられるようになりました」

今後の目標としては、個人的な成果も追いながらも、社会への貢献に力を注いでいきたいという。

「自身のジムを通じて地域の健康づくりの推進や、忙しい女性の悩みに寄り添って応援していきたいです。『自分に自信が持てない』、『運動が苦手』といった方達に、身体を動かすことやボディメイクは楽しいものであると伝えられるように励んでいます。少しずつポジティブな意識を持ってくれる人たちが増えていて、身体も心も健康になっていく過程の声を聴けるのがとても嬉しく、共に頑張っていこうという励みになっています」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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