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しなやかなS字ラインが美しい!システムエンジニアが日本大会で3冠達成

12月10日(日)、埼玉・三郷市文化会館で今シーズンを締めくくる決勝大会『Super Body Contest(SBC)2023 FINAL』が開催され、茶屋葵(ちゃや・あおい/32)さんがモノキニ水着で競うMONOKINI部門CHARMクラス(19~39歳)と、SBC部門ELEGANTクラス(30~39歳)の2部門を制覇した。

【写真】茶屋葵さんのビキニ&モノキニで魅せるポージング

MONOKINI部門では部門MVPにあたる「Champion of the show」も受賞。これと合わせればファイナル3冠達成と自身納得のいく結果に。「嬉しいのはもちろんですが、一番はほっとしたという気持ちかもしれません」試合後、応援に駆け付けた仲間や同僚と喜びを分かち合いながら、茶屋さんは受賞の心境を語った。

コンテスト初挑戦の2022年は、初戦の千葉大会でSBC部門とTREND部門2部門でいきなり優勝。最高のコンテストデビューとなったが、その後は部門2位が続き、12月のFINALでもSBCとTREND両部門で2位に終わった。

「大会後のフィードバックでは『1位と2位、どちらにするかすごく迷った』と言われて、大差で負けたわけではない、あとちょっと、ほんの1点、2点の差で届かなかったんだと。それがわかったら余計に悔しくて。絶対に今年は1位を取るぞという気持ちで今シーズンを過ごしました」

茶屋さんの2023年シーズンの幕開けは、SBCの今季開幕戦となる4月2日の千葉大会。ここでSBC部門のChampion of the showを獲得、4月29日に次戦の埼玉大会でも同タイトルを獲得し、幸先のよいスタートを切ったが、FINALに向けての本格的な肉体づくりはこの後から始めたという。

「トレーナーの方とも相談して、12月のFINALまでは大会に出場せず身体づくりに専念することを決め、筋肉量を増やすためにコンテスト明けの5月からプラス10㎏に向けて増量をスタート。8月の帰省明けから3ヵ月半くらいかけて、ゆるっと減量していくという方法を選択しました」

減量期間を以前より長くしたのには理由がある。

「前回FINALに出場したときは減量幅が大きかったこともあり、『体重が落ちない、まだ落ちない』と心配や不安が先に立ち、メンタル的に落ちてしまったんです。それがイヤだったので、今回は大会1ヵ月くらい前には身体が仕上がっているくらい余裕を持った減量をしようと」

その結果、食事制限なしで好きなものを好きなだけ食べる日、チートデーを11月に入れることができ、ストレスなく大会当日を迎えることができた。

「チートデーをもう一度入れてもいいくらい仕上がりが早く、絞り過ぎたかなと少し心配もありましたが、脚に関して細いだけでなく筋肉のカットをしっかり見せる、腹筋などミッドセクションもメリハリをつけて仕上げるなど、今シーズンに取り組んできた課題はクリアできたかな、そこを評価していただけたのかなと思います」

本業はシステムエンジニア。茶屋さんのボディコンテストへの挑戦を、会社の同僚たちも応援してくれているという。

「オンラインでの課の定例会議ではいつも皆さんから『絶対勝ってね』と激励してもらい、大会当日も社長をはじめ皆さんが応援にきてくれました。その恩返しというわけではないけれど、来シーズンは大会をお休みして、仕事を頑張りたいなと思っています。ただ、仕事やプライベートを充実させながらもトレーニングは継続して、体型をしっかり維持していきたい。私も歴代の優勝者の方たちのように、憧れていただけるような存在になれるように日々頑張っていきたいなと思います」

自分にとって心地よく、より豊かな人生を送るために、トレーニングや競技との向き合い方にメリハリをつける。それが、茶屋さん流のフィットネスライフだ。

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取材:藤村幸代  撮影:上村倫代

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