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「ビキニがトラウマだった」女性が丸いヒップで日本3位に! コンプレックスだったO脚を改善した方法とは?

清水優美恵さん「コツコツ継続するには『目的をいくつも作る』ことが重要です」。サマースタイルアワード(以下サマスタ)で2022年に日本一、昨年も多くの大会で優勝を勝ち獲ったビキニモデル選手の清水優美恵(しみず・ゆみえ/41)さん。今やサマスタの日本トップで戦う清水さんだが、猫背や巻き肩、O脚といったコンプレックスがあるという。現在もそれらを改善中だという清水さんが特に注力するO脚の意外な改善方法とは?

【写真】日本大会ステージで見せた清水優美恵さんのビキニ姿

コンプレックス克服のために奮起

2021年の清水さん

2021年の清水さん

昨年はサマスタ大奥(女性限定コンテスト)でオーバーオール優勝。続く日本大会も3位入賞と、ハイレベルな戦いでも頭角を現している清水さん。身体にコンプレックスがある中でも、露出度の高いビキニモデルに挑戦したわけとは?

「猫背、巻き肩、O脚なことを小さい頃から気にしていたんです。2020年にベストボディ・ジャパンでビキニを着たときも自分では自信が持てなかったので、正直ビキニを着ることはトラウマでした。でも私のお客様も『痩せたい!こんな身体になりたい!』と自分の身体に正面から向き合って戦っているわけで、私も自分のコンプレックスが露わになるビキニモデルにあえて挑戦しようと思ったんです」

「ビキニモデルに出ると決めてからしっかり準備をしたつもりでしたが、初の大会は優勝はできたものの、自分の中ではボロボロで恥ずかしい思いでした……。ポージングもダメ、コンプレックスも目立つ。『このままでは決勝大会で勝てない!』と思い、さらにポージングやコンプレックスの猫背、巻き肩、O脚の改善のために時間を使うことにしたんです」

特に清水さんが注力して改善を試みたのが「O脚」。

「O脚にもいくつかの種類が存在するのですが、私は内股O脚(※)で、股関節を外に回して外旋する筋肉を鍛えたり、ストレッチしたりして改善を試みました。高額な鍼治療にも通うほど、本気で取り組んでいましたね」
(※膝が内側に向いたO脚)

「鍼治療は、お尻のインナーマッスルを刺激し、股関節周りの可動域を広げる狙いです。主に梨状筋周りを刺激していただきました。ただ結果は『多少は変わったかな』という感じで、そこまで劇的な変化はありませんでした。これが仮に20代なら鍼だけですぐに改善されたかもしれませんが、もう40代なのでなかなか(笑)。その後も整体に行ったりしましたが、最後は自分でストレッチやエクササイズをコツコツとやっていくしかないなと感じました」
(※殿部の股関節近くに位置する平たい筋肉)

O脚改善には、実はお尻がカギなのだという。

「特に行ったのは、ヒップアブダクションやクラムシェルといった自宅でできるトレーニングや、ヨガのポーズでもあるスリーピングスワンなどのストレッチです。お尻とO脚は一見関係ないように見えますが、O脚は股関節が内旋している状態なので、改善するには股関節を外旋する筋肉を鍛えたり、ストレッチしたりが必要です。その筋肉がお尻なんですよね」

「目的をたくさん作る」ことが継続の秘訣!?

自重ヒップアブダクション

自重ヒップアブダクション

このような取り組みを続け、「完全にO脚が直ったわけではないですが、着実に改善されてきています」と語った清水さんは、コツコツ取り組むための工夫もしている。

「毎日続けていくことや、明確に目標と目的をはっきりさせることが継続する上で重要になってくると思うのですが、特に私が意識しているのは、目的をいくつも用意しておくこと。一つだけだと、それがダメになったときに心が折れてしまうのですが、コツコツ継続する目的をいくつも用意しておくことで、目的の保険のようなイメージで、『一つダメでもまだこれがあったよね』と思い出すことで奮起できるんです」

清水さんが用意している「様々な目的」はどのようなものなのだろうか。

「まず私がコツコツ続けるのは自信をもって大会に出場したいからで、大会に出る目的もいくつもあります。私はパーソナルトレーナーとして働いているのですが、『お客様がダイエットを頑張っているので、私も大会に向けて挑戦することでお客様と一緒に頑張れること』が一つ。その他にも『ボディメイクを自分の身体を使って学べるため』『大会で仲間ができる(特に同世代や自分より上の世代の頑張りに勇気をもらえる)から』『大会に出たい人への指導ができるようになるため』『結果を出すことで、自分に自信がつく』『私の頑張りで誰かの励みになれば嬉しい』などです」

ボディコンテストへの挑戦によって前向きに変化していった清水さん。

「自分の体験から、コンプレックスがあっても、ステージングでいかに自分を綺麗に魅せることができるかを研究して努力すれば、優勝できるんだと自信をもつことができました。コンプレックスがあっても、諦めないで、挑戦してみることは本当に大事だなと思っています」

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:清水優美恵

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