コンテスト

体重70kgから健康美日本3位へ 食事もお酒も楽しみながらのダイエット

上田友貴乃さん「それまで0か100かしか選択肢がありませんでしたが、30を続けてみたらダイエットがうまくいきました」

ダイエットは「食べてはいけない」ものだと思い込んでいる人もいるのではないだろうか。2023年のベストボディ・ジャパン日本大会で3位入賞の成績を残した上田友貴乃(うえだ・ゆきの/34)さんも、「ダイエット=何も食べない」と思い込み、過去には過食嘔吐も経験。それまで0か100の考えしかなかった上田さんは、いかにしてストレスの少ないダイエットに成功したのだろうか。

【大会写真】上田友貴乃さんの女性らしいふくらみと全身ビキニ写真

考え方を0or100から30に

上田さんはコロナ禍に仕事や家事、育児など大変な日々を過ごす中で70kgまで体重が増加してしまい、ダイエットを開始した。

「私は以前、性格的に0か100か、しか選択肢がなかったんです。なのでダイエットをやろう!と決めて、ダイエット=何も食べない、という思い込みがあったので、本当に水しか飲まない、といった生活を送って、すぐに無理が祟って過食嘔吐になってしまいました」

暴食しては吐く、を繰り返すうちに、「私には正しく導いてくれるトレーナーさんが必要だ」と感じ、パーソナルトレーニングジムに通うことに。その後ベストボディ・ジャパンに出場するようになった。

「2022年にベストボディ・ジャパンに初挑戦しました。そのときの身体は、確かに細くはなったのですが、メリハリがある身体とは程遠いものでした。カロリーも低く設定していたので、ゲッソリした身体つきでしたね」

2022年の反省を踏まえ、2023年は減量末期であっても1日1500kcalは食べて減量していたという上田さん。これまでは0か100かの2択だったが、あるときトレーナーさんに言われた一言が心に残っているそう。

「これまではとことんやるか、全くやらないかの2択だったのですが、『30でええやん』とトレーナーさんに言われたんです。0か100かの考え方だと身体を壊す可能性も高いので、『お願いだから真ん中でいって』って(笑)。トレーナーさんがそこまで言うならやってみようと、しっかり美味しく食べながら減量する方法に切り替えたんです」

しっかり食べて、動く減量を始めて臨んだ2023年シーズンは、日本大会で3位入賞の結果を残した。この結果にも「努力不足なので悔しい」と反省を口にした上田さんだが、身体は前年とは大きく変化したという。

「2023年は、つくべき箇所にしっかり筋肉がつき、締まるべき部位(ウエストなど)はしっかり細い、いわゆるメリハリのある身体を作ることができたと感じています。過度なダイエットをしていた2022年より、適度に食事やお酒を楽しみつつストレスを減らして減量した2023年の方が、結果的にいい身体になったんです」

 

「今日食べても、明日動けばOK」

一般的にダイエットと聞けば、厳しい食事制限をしてお酒もダメ……といったイメージもあるだろう。だが上田さんは美味しく食事を楽しみ、お酒も飲みながら日本3位の身体を作り上げることに成功した。そんな上田さんが自身の経験で実感した、ダイエット中に持つべき考え方を聞いた。

「まず、ダイエットは『食べてもいい』ということです。私のように、女性であれば毎日1500kcalほど食べていたら、食欲が爆発して暴食などはしないはずです。以前の私も回転寿司を40貫食べないと満たされないほど、暴食していました。ですが、『今日は食べてもいい。その代わり明日動く』という、ある種楽観的な考え方にシフトしてからは楽に減量を進めることができています。ダイエットは『食べちゃいけない』ことではないんですよ!」

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:上田友貴乃

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佐藤奈々子選手
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