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インドで“寝ながらヨガ”を体験【インドヨガ修行体験記】

インドヨガ体験記元Yoga&Fitness編集部員がインドで本格的にヨガ・アーユルヴェーダを学ぶため1カ月間の「ヨガ修行」を開始。ヨガ初心者、英語もうまく話せない、海外一人旅もしたことないような私ですが、「インド」で学んだことを何話かに分けて伝えていきます。

1カ月間のアシュラムでのヨガ修行も残り3分の1となったところで、いよいよ「ヨガニドラー」を体験しました。仰向けで寝っ転がって目を瞑り、グル(指導者)の言葉に従って瞑想状態に入るというもの。いわゆるアーサナなど身体を動かすことがヨガだと思っていた方は驚くかもしれませんが、「ヨガとは心の働きを止めるもの」。心を止めるためにアーサナだけではなく、いろいろなやり方を実践します。

【写真】インドでのヨガ風景&食事写真

グル

グル(指導者)

■「眠り」との違い
初めて行った日、私を含め参加したほとんどの人が開始5分で寝てしまったと思います(笑)。正直、眠っていたことにも気づかず終わっていました。毎日繰り返すうちに、「眠り」との違いが分かっていきます。眠りは完全に意識が、「ここ」になく浮遊している状態。内側に向けていた意識がいつのまにか他に向いていき、想像の世界に入っています。瞑想は、意識を自分の中に向けながら、外の声であるグルの指示や風の音など、外側を感じながら内側で見つめているような感覚かと思います。夢と現実の間にいるような感覚です。

■ヨガニドラーの効果
短時間行うだけでも、数時間の睡眠効果があるとも言われており、日本でも少しずつヨガニドラーの知名度は増えてきています。私はニドラーを行った日の夜はぐっすり深い睡眠に入ってしまいます。翌朝アラームに気づかずルームメイトのイタリア人に起こされたこともありました。ニドラーを行った日の夜は早くベッドに入りましょう。

私は日本のヨガニドラーを体験したことはないのですが、高橋エマさんが講師を務める「おやすみヨガ」だったり、YouTubeやラジオなど、声で瞑想に誘導するコンテンツもあるので、まずは一日10分、瞑想を体験してみてはいかがでしょうか?

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松本実奈美(まつもと・みなみ) 元Yoga&Fitness編集部。退職後、ヨガ修行と一人旅を兼ねて約2カ月間インド生活を送る。WORLD PEACE YOGA SCHOOLの『200 Hour Yoga Teacher Training』講座修了

取材・写真:松本実奈美

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手