コンテスト womens

8頭身ボディがより無敵に変身! 3段背中が「だらしない」と言われた過去から3年で劇的変化

172cmの長身とメリハリボディでボディコンテスト上位入賞を続けるフィットネストレーナーの山本千賀子(やまもと・ちかこ/49)さん。昨年9月に出場した『APF WISTERIA CHAMPIONSHIPS 2023』では、ビキニ着用のビキニモデル(エリートクラス)とドレス着用のランウェイモデル(エリートクラス)の両カテゴリーでグランプリを獲得。ランウェイモデルではオーバーオール優勝も果たした。

【大会写真】山本千賀子さんのビキニ姿で魅せる美しい背中

“8頭身ボディ”を持つだけに、「最初からスタイルがいいでしょう?」と言われることも多い。だからこそ「人はこんなに変われるのよ」と伝えるために、山本さんは自身のSNSでボディメイク前と後の写真を時折並べる。特に30代の写真は、自身も「背中が3段て凄いですよね」と驚くほどで、まさに劇的すぎるビフォーアフターだ。

山本さんが筋トレを始めたのは今から5、6年前。「人生最大に太っていたことで体調不良になり、家族からも『痩せろ』攻撃が。母の介護が終わったタイミングもあり、再び若い頃の自分を取り戻そうと思い」ジム通いをスタートさせた。

始める前は、周囲から「みっともない」「だらしない」と体型を責められ、食事中も「まだ食べるの?」。それが健康を気遣う“愛のムチ”だとは分かっていたが……。

「食事など、楽しいはずのことも楽しめなかったし、すべてを否定されている気分に。女性としての自信はすっかりなくなっていました」

トレーニングを始めた当初は、重量ばかりを追い求めてヘルニアになったり、食事に関する知識が乏しく変に痩せてしまったり。日々トライ&エラーの繰り返しながら、地道な肉体改造を続けた。

トレーニングを挫折せず継続できた一番のポイントは、とにかく「無理をし過ぎない」ことだと山本さんは語る。

「部活のように毎日でもできる程度の強度で、ストイックに自分を追い込まず、とにかく楽しむことが大切です。トレーニングなら丁寧に体の声を聞いて、無理せずフォーム重視を心がける。食事に関しても基本は低脂質ですが、女性にとって最低限必要な量は守ります。カロリーはしっかり摂って、代謝が落ちないようにすることも大切にしています」

長い年月をかけて太った身体を正常に戻すには、それなりに時間がかかる。バランスよく食べ、運動し、動物として正しく生きてこそ健康美が手に入れられる。自身の経験を通して、山本さんはSNSなどでもそう伝えている。

およそ3年かけて大変身した山本さんには「みっともない、だらしない」に代わってこんな声が届くようになったという。

「とにかく、見た目に若いとか美しいとか、あらゆる褒め言葉は多くいただけるようになりましたし、私のビフォーアフターを見て勇気がもらえたとか、自分も変われる気がする!頑張る! など嬉しい言葉をたくさんいただいています」

もともとポジティブだったそうだが、身体が変わったことがきっかけで「ハッピーシェアの精神もより強くなった」と語る山本さん。今年の目標についても「(日本一を決める)グランドチャンピオンシップに出て、この年齢でも勝ち残れることを証明したい」と、同世代に向けて“健康で前向きに生きる力”をシェアすべく、その志は高い。

次ページ:山本千賀子さんのビキニ姿で魅せる美しい背中

取材:FITNESS LOVE編集部  写真提供:山本千賀子

次のページへ >


-コンテスト, womens
-