「どうしたの？病気でもした？」
食事制限と有酸素運動で頑張って痩せたときにこう言われたことで、「痩せるだけではダメなんだ」と思ったという前田麻衣子（まえだ・まいこ／41）さん。ベストボディ・ジャパンとサマー・スタイル・アワードで活躍をみせる前田さんがいかにしてメリハリボディを手にしたのか。
4年前にただ痩せるだけではキレイにはならないと気が付いたという前田さんは自分の理想像をインスタグラムで見つけ、同時にボディコンテストの存在を知ったという。
「ただ細いだけでなく、健康的なボディラインを目指して筋トレを始めました。それまでは『体重』が気になって仕方なかったのですが、ボディメイクをするようになってからは数字より見た目に意識が向くようになりました」
ボディコンテストに出場するようになってからの変化が著しいという前田さん。その理由は「目標を持って取り組んだから」だけではない。
「大会に出場すると、皆さん前向きにいろいろなことに挑戦しています。そういった世界に入ることで私も感化されている部分が大きいです」
周りから褒められる部位は脚が真っ直ぐで長いことと筋肉質な背中。前田さんが出場するビューティーフィットネスモデル部門では背中がしっかりと見えるため、審査でも重要とされている。
「以前は逞しいと言われ、コンプレックスだった背中ですが、今では筋肉質な背中を活かして表彰台に上がりたいです」
娘さんも高校生で育児がひと段落している前田さん。福祉系の学校で講師をしていたが、トレーナースクールに通い、パーソナルトレーナーとしての人生をスタートさせた。
「コンテスト出場で世界が広がって、私もやりたいことを挑戦するようになりました。フィットネス、ボディメイクの楽しさを広めていきたいです」
取材：FITNESS LOVE編集部 写真提供：前田麻衣子
