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健康診断で糖尿病予備軍と診断され…… 23歳がくびれと丸みのあるビキニ姿でグランプリ獲得

滝口風湖さん3月31日(日)、 大宮ソニックシティにて『SUMMER STYLE AWARD 新人類&ROOKIE CHALLENGE CUP 東日本予選』が開催され、滝口風湖(たきぐち・ふうこ/23)さんがビキニモデル オープン部門でグランプリを獲得した。コンテスト未経験者のみに出場資格が与えられている本大会。全員がチャレンジャーという立場の中、熾烈な争いの末、見事グランプリの称号を手にした滝口さん。腹筋やウエスト周りの強化と女性らしいアウトラインが勝負の鍵を握るこの部門で勝ち切るためのトレーニングに密着した。

【大会写真】23歳・滝口風湖さんの丸く上がったヒップ

「もともと、筋トレを始めたきっかけは健康診断の結果が良いものではなかったことからでした。学生時代から無理なダイエットを繰り返していた影響で糖尿病予備軍と診断されたのです」

自身の健康と向き合うために筋トレを始めたという滝口さん。トレーニング自体は1年以上、無理のない範囲でコツコツ続けながらも2年前に『SUMMER STYLE AWARD』を観戦。ステージへの憧れはあったものの、当時は大会出場ができる身体の仕上がりではなかったこともあり、数年後まさか自分が出ることになるとは思ってもなかったそう。しかし、昨年6月に交際をしているパートナーがNABBAに出場。その様子を現地で観戦したことで気持ちに大きな変化があったという。

「彼の舞台上でのステージングが本当に輝いていて……。その凄さに衝撃を受けました。ただただ凄い、かっこいいという気持ちですね。この観戦をきっかけに”私も自分の限界を知りたい、挑戦したい”と強く思いコンテスト出場を決意しました」

はじめてのコンテスト出場という挑戦にも関わらず、自分なりに考え、日々のトレーニングをこなしていた滝口さん。今回は背中の強化に重点をおいて取り組んできた。

「はじめは下半身が課題だと自分的には考えていたのですが、ポージングレッスンに行った際、講師の先生から下半身よりも背中を強化した方が良いとアドバイスをいただいて。そこからは背中の広がりをつけるトレーニングを積んできました」

まずは狙った部位へダイレクトに効かせる意識改革から始めたという滝口さん。当初は反動を使う動作が癖になってしまい、僧帽筋にばかり負荷が加わるフォームになっていたという。

「私はパーソナルトレーナーを付けている訳でもないので、とにかく自分に一番効くポイントを模索する日々でした。最終的にはローイングのように前から引き込む種目よりもラットプルダウンのような上から引き込む動作が自分に合っていることが分かって。今まで取り入れていた種目でもどうすれば狙った部位に刺激が入るのかを自分の身体を使って試し続けてきました」

今大会を「楽しかった」と満面の笑みで振り返る滝口さん。彼女の感じるフィットネスの魅力とは。

「今回はビキニで出場しましたが、今後は他のカテゴリーにも挑戦してみたい気持ちが出てきました。この競技は頑張れば頑張るほど、自分の理想の身体に近づける楽しさがあります。まだ女性のフィットネス人口は少ないですが、性別関係なく身近にフィットネスを感じて欲しいです!」

研究熱心な彼女がさらなる進化を遂げることは間違いない。共に高めあうパートナーと共にフィットネス界の最前線で活躍する姿を見る日もそう遠くはないかもしれない。

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取材:池田光咲 撮影:北岡一浩

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