コンテスト womens

3人の子を持つ母が過酷なトレーニングを乗り越えボディコンテスト2冠! 「以前は常に周りの顔色を窺っていました」

藤倉悠佳さん3月31日(日)、 大宮ソニックシティにて『SUMMER STYLE AWARD 新人類&ROOKIE CHALLENGE CUP 東日本予選』が開催され、藤倉悠佳(ふじくら・ゆか/37)さんがレギンスモデル部門でグランプリを獲得した。さらに藤倉さんは同日開催されたROOKIEレギンスモデル部門でもグランプリを獲得。見事2冠達成を果たした。

【大会写真】藤倉悠佳さんの締まったウエストと盛り上がった下半身

コンテスト未経験者のみに出場資格が与えられている本大会。全員がチャレンジャーという立場の中、熾烈な争いの末、見事グランプリの称号を手にした藤倉さん。フィットネスウエアの広告モデルのようなイメージの程よく鍛えられ引き締まった身体作りが求められるこの部門で勝ち切るためのトレーニングに密着した。

「トレーニングを始めたきっかけは産後の身体を引き締めることでした。私はもともと、看護師をしていたのですが、はじめて通ったジムでボディメイクの素晴らしさを知って……。今は仕事をしている傍ら、トレーナーを目指し修行中です」

今大会は周囲からの勧めで参加を決意したというが、まずは肩と背中を中心に強化を図ってきたという。

「私はまだまだビギナーに近いですが、日ごろから指導をいただいている金井英中先生と川村奈々子先生から、選手と一般人の違いを最も表現できるのは肩だとアドバイスをいただいて。バックポーズ時の背中の陰影を出すことも含めて強化をしてきました」

自分の限界の強度を全てのトレーニングで行うほど、自身の身体をいじめ抜き、過酷なトレーニングを乗り越えてきたという藤倉さん。辛さはあるものの効果の実感は絶大だったというが、なぜ辛く苦しいメニューも乗り越えることができたのだろうか。

「もちろんトレーニングはとても辛かったです。でも、それ以上に先生の愛を感じながらトレーニングができたことが乗り越えられた理由だと確信しています。今回このような結果で終われたのも先生方の指導力が勝因であると感じています。どんなときも私と向き合ってくださりながら、先生方のトライアンドエラーの経験も伝えてくださったことで私自身も前向きに臨むことができました」

藤倉さんの原動力はこれだけではない。3人のお子さんとご主人の支えがあってこその大会出場だったと振り返る。

「私は3人の子どもを育てる母でもあるので、トレーニングとの両立は大変でした。自分の練習は子どもたちの就寝後。それでも主人は文句一つ言わず、私を支え続けてくれました。毎日の食事やトレーニングの話をしてコミュニケーションを密に取るうちに理解もしてくれたのかな?と思います」

筋トレを通して、マインドまで大きく変化したという藤倉さん。「私は私」と自分に自信も持てるようにもなったという。

「今までの私は自分の意見よりも相手の意見。周りの顔色を常に窺ってしまう癖がありました。しかし、筋トレを通して、自分を大切にすることの大切さを知って。筋トレで身体が変わることは大きな魅力ですが、それに付随して生まれる”自信”は人生を変えてくれるものだと思います」

今後は、出産を経験しても女性らしく生きることの素晴らしさを伝えられるトレーナーになりたいと想いを語る藤倉さん。12月に開催される日本大会では、母としても女性としても多くの人に希望を与えるステージングを見せてくれるに違いない。

次ページ:藤倉悠佳さんの締まったウエストと盛り上がった下半身

取材:池田光咲 撮影:北岡一浩

次のページへ >


-コンテスト, womens
-,