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股ずれするほどの下半身太りからモデル部門グランプリへ 40歳・エステティシャンが魅せた美しいくびれ

「30代で出産を経験したときに、重度の乳腺炎で全身に炎症が広がり入院したのをきっかけに健康の大切さというものを改めて感じ、また元々運動部で下半身が股ずれするほど太っていたのを改善したいという気持ちで、ボディメイクに興味を持ちました」

【写真】美しいくびれからお尻のライン。池田歩美さんのステージ写真一覧

4月7日、ベストボディ・ジャパン主催のモデルジャパン2024東海大会において、ミス・モデルジャパン部門ウーマンズクラス(40〜49)のグランプリを勝ち獲った池田歩美(いけだ・あゆみ/40)さんの美しい肢体を作り上げた方法に迫った。

「最初はエステに通うことから始めました。自身がエステティシャンなので、効果的であることは分かっていましたが、痩身の施術とホームケアだけで3年間で3サイズ分の体型が変わり、改めてすごいなと実感しました。そこで、さらに肉体のアップグレードをしたくなり、筋肉のある綺麗な身体を目指しました」

エステ×筋トレのコラボレーションでどこまで美しい身体をつくれるか、という純粋な興味だったという。

「パーソナルトレーニングに通うとともに、自宅でゴムバンドを用いた自重トレーニングを毎日行いました。ただ、最も効果的だと感じたのは日常動作の変化です。常に正しい姿勢を意識し、お客様に施術にあたるときもしゃがむ動作にはスクワットの要素を取り入れ、歩くときはステージウォークのように、曲がるときはターンのようにと日常をトレーニング化しました。そうしているうちに年々とくびれが進化し、体重の変動がないのにハリや引き締まり、しなやかさによって体型がみるみる変化していきました」

食事についても、過激なダイエットはせず「質を選ぶ」ことを重視したという。

「チョコレートであればハイカカオにする、タンパク質は利便性のいいプロテインバーを用いる、アンチエイジング・細胞の入れ替わりに効果的とされる納豆、腸を整えるキムチを毎食取り入れるなど“身体にいいものをシンプルに自然な味付けで”を徹底しました」

そうして進化した身体で臨んだコンテストは、初戦でグランプリという結果を残した。そこから10大会を経験、全国決勝となる日本大会も3度の出場を果たし、現在はベストボディ・ジャパンの公認講師、エステティックサロンの経営者としても活躍する。

「自身のハードな生活の経験から『ボディメイクに割く時間がない』は嘘だと思っていて、何かしながらの“ながら”でも続ければ美しい肉体は作れる、という見本になりたいと思います。年齢にとらわれる女性は多いですが、40代になっても進化し続けるという希望になりたいです」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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