フィリピン出身で、現在は日本で活動するKIA(きあ/28)さん。コンテストで結果を残すまでの道のりは、決して順風満帆ではなかった。中学・高校時代、「デブ」と言われた経験が大きなコンプレックスとなった。好きだった人からの言葉だったこともあり、強く心に残ったという。
【写真】KIAさんのまん丸ヒップに「ボコボコの背中」のギャップで魅せるバックポーズを含む8枚

極端な減量から学んだこと
当時のKIAさんは「とにかく痩せればいい」と考え、極端な食事制限を実行。母の手作り弁当を同級生にあげ、1日バナナ1本だけで過ごす生活を続けた結果、身長155cmで体重は39kgまで減少した。
「そのときは若かったので、良くないとは思っていなかった。でも今は明らかに間違っていたと思います」
そこからずっとガリガリだったKIAさん。体調面を心配した両親から、社会人になってフィリピンを出て、日本で働きたいと言った際に、条件として「体重を50kgまで戻すこと」を求められたことがガリガリを脱却する転機となる。
そこから「食べて身体を作る」という考え方へと変わっていった。
筋トレで“魅せる身体”へ
日本移住後、本格的にジムトレーニングを始めたのは約2年前、移住から約2年が経った頃。「身体を引き締めたい」という思いからボディメイクに本格的に取り組むようになった。
コンテスト初出場は2024年の競技団体『APF』の大会。東京ナイトショーのフィットネスウェア部門でいきなりの2位、続く埼玉大会では優勝を果たす。そして今年4月には部門を変えて、グリッターモデルとレジーナ部門でダブル優勝を達成した。
「自分が頑張ったトレーニングや食事の成果を、ステージで見せたいと思いました。ダブル優勝はうれしかったです」
自分の身体に合わせた独自の分割法
KIAさんのトレーニングは週4回。一般的な部位分けではなく、自身の身体に合わせて調整している。
月曜は上半身、火曜と土曜は下半身、水曜・金曜は休養、木曜は肩とお尻を重点的に行う通称“ビキニデー”。さらに日曜は休養または空手の稽古に充てる。
「ジャッジから“もっとお尻を強化して”と言われて、下半身の日を増やしました」
フィードバックを素直に受け入れ、戦略的にトレーニング内容を変えていく柔軟さも、結果を出し続ける理由の一つだ。
過去のコンプレックスを乗り越え、「魅せる身体」を進化させるKIAさん。極端なダイエットではなく、正しいトレーニングと食事によって築かれたその身体は、多くの人に新たな価値観を示している。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:KIA










