ベストボディ選手

ヘルシービューティーな46歳 過酷な運動・食事制限なしでコンテストグランプリ

「目指しているのはコンテスト特化の一瞬の美ではなく、“365日綺麗であり続けること”です。殺伐とした食事制限や過酷なトレーニングに苦しむのではなく、過程を楽しみながら美を追求したいと思っているので、その成果でグランプリを獲れたことは非常に嬉しいです」

【写真】ヘルシービューティー!杉浦麻紀子さんの美しい痩身全ショット。ビキニスタイルも

7/15(月・祝)、ベストボディ・ジャパン主催の健康的な痩身美を競うボディコンテスト、モデルジャパン2024静岡・浜松大会が開催され、ウーマンズクラス(40〜49歳)の王座に輝いた杉浦麻紀子(すぎうら・まきこ/46)さん。

杉浦さんは20代で子宮がんが発覚、30代で手術と回復期を経て、40代にコロナ禍も重なり体重が10kg増加という波瀾万丈からのコンテスト出場経歴を持つ。

「ダイエット特化型パーソナルジムでの糖質制限により4カ月で体重を戻したあと、さらにトレーニングによるボディメイクに移行するためのモチベーションとして大会出場を勧められたのがきっかけでコンテストに出場しました」

栄養管理は糖質制限からPFC管理に変わり、もとより食事が大好きで家族みんなで囲める食卓を望んでいた杉浦さんは、「しっかり食べてしっかり動く」を基本に、彩り豊かなメニューで身体をつくっているという。

「白米やパンといった炭水化物は必ず食べます。そして、人参のラペやごぼうのサラダ、ミネストローネなど野菜をたっぷり取り入れた副菜に、メインとして毎食、片手サイズのたんぱく質を摂るというざっくりとした管理で、細かくはしすぎないようにしています。減量末期でも豚バラ肉を食べることもありますし、おやつも食べます。食べすぎて怒られることもあります(笑)」

「その代わりに毎週のパーソナルと自主トレーニングを週2、3回は必ず行くのと、ジムまでの道のりを歩くことで有酸素の代わりにしています」

フルタイムの仕事と家事、トレーニングの兼ね合いは時間との戦いだ。無駄な時間を取らず、生活のなかでいかに効率よく動けるかを常に考えているという。

「トレーニングタイムは確実に時間のとれる早朝にもってきて、とりあえず決めた日はモチベーションに関わらずジムに行くという習慣をつけました。1回に1時間から1時間半程度ですが、少しだけでも継続することができれば効果は必ずついてくると思っています」

無理をしすぎず頑張れる範囲で、が自分との約束だと語った。

「ボディコンテストというと多くの人には馴染みがなく遠い世界のように感じるかもしれませんが、自分のようなタイプが活躍することでもっと気軽に楽しんで参加してもらえる空気がつくれたらいいなと願っています。そのためにも、昨年は予選落ちだった日本大会でトップ10入りを目指して、楽しみつつ頑張ります」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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佐藤奈々子選手
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