ベストボディ選手 コンテスト

体育会系育ちの元モデル・39歳 映える美しい脚でボディコンテスト初出場にしてグランプリ

松本和美さん「応援してくれている家族や友人たちに絶対に良い結果を見せなきゃ、とすごくプレッシャーがあったので、本当にほっとしました」

【写真】美脚!松本知美さんの美麗なバックポーズ

大会後、大勢の応援者に向け2枚のサッシュ(上位入賞者にかけられる帯)を高々と掲げて決めポーズをし、場を盛り上げた松本知美(まつもと・ともみ/39)さんは、コンテスト出場の感想へのインタビューに対して、第一声でそう漏らした。

8月11日(日)、“健康美”を審査基準とした年齢別ボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン(以下、BBJ)2024愛知・名古屋大会が開催された。

常に大会で上位を競うメンバーが揃うなか、ボディコンテスト初挑戦の松本さんが、ミス・モデルジャパン部門レディースクラス(30歳〜39歳)でグランプリ、ミス・ベストボディジャパン部門で3位という成績を収めた。

「トレーニングのきっかけは、ショックな体験ですね」

「私は体育会系育ちで、小学生からバスケットボールを始め、高校では地元で1、2を争う強豪校で壮絶な練習をしてきました。なので、大人になって運動から離れても、『(運動は)やればできる』という自信がありました。それが、アメリカ滞在中にジムに通ってみたら、自分より身体の大きい方々よりも全然動けなくて、本当にショックを受けました」

学生時代の運動への得意意識と、年齢を重ねてからの落差に衝撃を受ける。経験したことのある方も多いのではないだろうか。また、松本さんは3児の母であり、産後の体型変化もトレーニングの理由の一つだという。

「産後、筋肉や運動能力を失ったことに落ち込んでいたところ、アメリカの友人から『日本人は全然ジム通いをしない人が多いけど、アメリカではほとんどの人が行くよ。行ってみたら?』と勧められ、そこから加圧トレーニング(以下、加圧)に通い始めました。今年で10年になります」

「もともと食の好みが健康志向で、野菜中心でお米をあまり食べない、外食もあまりしないという食生活であり、20代のころはモデルをしていたこともあって体重自体は学生時代から変わっていません。産後もすぐに(体重は)落ちていったんですが、体型の変化はやはりありました。妊娠生活で筋肉がすごく落ち、さらに思うように動けないというショックのコンボが身体を鍛える原動力になりました」

松本さんは3人の子どもを育てながら、エステティシャンとしても活躍する。加圧を選んだ理由はそこだ。

「加圧では、30分で2時間の効果があると言われています。毎日、バタバタのタイトな生活なので、短時間でトレーニングの効果を最大限に発揮するために、加圧を選びました」

また、美に敏感なエステサロンの顧客から、ボディメイクに効果があったものを聞き集めたという。

「私もそうなんですが、柔道整復師の方に『肋骨と腰骨が近いタイプの人は、まずそこの距離を伸ばさないとくびれができない』と言われ、実際にやってみたら本当にくびれができてびっくりしました。そこから毎日やる習慣をつけています」

「運動もボディメイクも、有識者の知識のいいとこ取りをした」と、松本さんは笑った。

「今回のコンテストは勢いで出場を決めましたが、目標が明確になったので、これからも大会に出たいと思いました。スケジュールを調整して、今回で出場権を得た11月24日(日)の日本大会に挑みたいです」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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佐藤奈々子選手
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