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「キレイでありたい」42歳エステティシャンが「ペタンコ尻」から卒業しボディコンテスト優勝

パーソナルトレーナーとエステティシャンとして多忙な一日を過ごす田中由加里(たなか・ゆかり/42)さんは、5月11日(日)、倉敷市民会館にて開催された『ベストボディ・ジャパン2025岡山大会』のミス・ベストボディ部門、ウーマンズクラスでグランプリに輝いた。

ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン(BBJ)』は、一般的にイメージされる筋肉量の多さを競う大会ではなく、バランスのとれた肉体美と見た目の美しさが評価される大会だ。背中からヒップへかけての曲線が美しい田中さんに、美ボディをつくるための意識や方法についてお話を伺った。

【写真】肩からヒップにかけての曲線が美しい、田中由加里さんのビキニ姿

日々の中に運動を取り入れて、豊かな人生に

「地元岡山大会で3連覇できて、うれしい!」と田中さんは目を輝かせる。

「去年の岡山大会からの目標でした。達成することができて、本当にうれしかったです。継続して頑張れる目標である大会の存在に、とても感謝しています!」

田中さんは「自己肯定感が低かった自分が、筋トレで変わった」と話す。

「筋トレをする前は、自分の体型が好きではありませんでした。骨格はナチュラルで、身体には厚みがなく、お尻もペタンコ。体質的に筋肉が付きにくく、苦労しています。でも筋トレを始めたことで、以前より自分のことが好きになれました。それが、一番の収穫です。頑張っている姿を、たくさん褒めてくださる優しい方が周りに多く、続けるモチベーションをもらっています」

田中さんの筋トレは週に2~3回、1時間半ほど行っている。

「その他に、バレエ・ヨガ・エアロビクス・ピラティス(マシンもしくはマット)も行っています。トレーニングだけでなく、ストレッチやリリースのコンディショニング、有酸素を日々の生活に上手く取り入れるようにしていますね。バレエは、3歳から続けています」

田中さんは、ローファットでクリーンな食事を心がけているそうだ。

「私の1日の代謝量は、約2000kcalです。しかし減量期は、約1700kcalくらいの摂取カロリーで過ごしています。メインの食材は、胸肉、サーモン、卵、納豆、白米、さつまいもなど。野菜は、お味噌汁にたくさん入れることが多いです」

田中さんは「美しくいることが好き」と話す。

「私は幼いころから、女性として生まれたからには『きれいでありたい』と思っていました。私自身ボディメイクを始めたことにより、自分を好きになれ、自分に自信を持てるようになっています。日本では、家庭に入った女性が自分磨きをすることに、否定的な風潮がまだ残っているような気がしますが……。自分がやりたいと思ったときに、気楽にボディメイクができる風潮が広まって欲しいですね。そして、きれいになる女性が増えてほしいと思います」

田中由加里さん

トレーニングやボディコンテストへの挑戦を続けることで、日常生活や人間関係、そして人生が豊かになっていくと信じている田中さん。

「自分の理想である、メリハリのあるベストボディ体型に近付けるため、継続は力なりを信じて、ボディメイクを続けます」と話す田中さんは、とてもいきいきとしている。自分の信じる方向へ舵を切り、全力で頑張る田中さんからは、信念を持つ大切さを学べるだろう。

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取材:山口夏織 撮影:岡 暁 写真提供:田中由加里

執筆者:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。

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