ベストボディ選手 コンテスト

元お笑い芸人のファイナンシャルプランナーが筋トレ歴3カ月でボディコンテストに初挑戦し3位入賞 ハードな仕事、2児の育児と両立【筋トレ】

神戸芸術センターで『ベストボディ・ジャパン2025ジャンル別・職業別西日本大会』が開催され、経営者&投資家部門に初出場し3位入賞したのが、ファイナンシャルプランナーとして活躍する吉崎彩友奈(よしざき・さゆな/31)さんだ。トレーニング歴はわずか3カ月だったという。

【写真】筋トレ歴3カ月で仕上げた吉崎彩友奈さんの引き締まった身体

吉崎彩友奈さん

吉崎さんは学生時代にお笑いコンビを組んで舞台やテレビ、ラジオ等で活動。大学卒業後、ファイナンシャルプランナーに転身した異色の経歴を持つ。普段はマネーセミナーやローカルテレビへの出演など、人前に立つ仕事に慣れているはずの吉崎さんだが、初めてのボディコンテストのステージは「人生で一番緊張した」と振り返る。

「公式レッスンで教わったことが本番でまったくできなくて、正直めちゃくちゃ悔しかったです!」

産後太りをきっかけに本気のダイエットへ

吉崎さんが身体づくりを始めたのは、2人目の出産後。妊娠中に10kg増えた体重がまったく戻らず、見た目が変わってしまったことが大きな転機となった。

「人前に立つ仕事でこのままではまずいかも……と思ってダイエットを始めました。食事制限で9kgまで落としたときに、『せっかくなら筋肉をつけて引き締めまった身体を目指したい!』と考えて、パーソナルジムに通い出したんです」

筋トレ歴はわずか3カ月。それでも週5回のジム、毎朝のウォーキング、そして徹底した食事管理を実践した。

「筋トレを始めてから『姿勢が良くなったね。引き締まった?』と言われたのが一番うれしかったです。数字の変化より、人に見てもらって分かる身体の変化が励みになりました」

さらに、脚のトレーニングで筋力がついたことで、10cmのハイヒールを履いても一日中歩けるようになった。かつて30分も持たなかったころからは、想像もできなかった大きな変化だったという。

忙しい育児・仕事との両立

週6日、朝9時から夜21時まで働くハードワークに加え、0歳と2歳の子育て。そこにトレーニングを組み込むのは至難の業だった。

「子供を寝かしつけた後にジムへ行き、朝は5時に起きて30分ウォーキング。睡眠は0時から5時の5時間でしたが、入浴剤や漢方を取り入れて質を上げる工夫をしました。何より、夫が家事や育児を率先してくれて、本当に助けられました」

得意な部位は脚。プレス種目の前にお尻をしっかりほぐすことで、深く沈める動作を意識している。一方、苦手な部位は背中。肩の内旋が強いため、背中や胸の筋肉をほぐし、肩甲骨を安定させてからトレーニングに臨むようにしている。

「正直、あんなキラキラしたステージは一生自分には関係ないと思っていました。でも、自分を本気で追い込むためにコンテストに出ると決めたんです。中途半端な目標では絶対に甘えてしまうから」

実際に出場してみて、他の選手とのレベル差やポージングの未熟さを痛感。「もっときれいな身体で再挑戦したい」と、早くも次のステージを見据えている。

「今回はダイエットの締めくくりとして出場するという目標で挑みましたが、実際に出てみるとまだまだ未熟だと痛感しました。これからも地道にトレーニングを続けて、一日でも早く自分が納得できる身体をつくっていきたいです!」

次ページ:筋トレ歴3カ月で仕上げた吉崎彩友奈さんの引き締まった身体

取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに挑戦中。

-ベストボディ選手, コンテスト
-, ,

次のページへ >





おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手