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アウトラインの美しさを追求するビキニフィットネス選手の取り組みとは!? 目標はコンテスト国際大会の日本代表

「2025シーズンはビキニ一本に絞ります。競技を始めた当初から日本代表になって国際大会に行きたいという目標があったので、日本代表のジャージを着られるようにがんばりたいです」

フィットモデルとビキニフィットネス、両方のカテゴリーで活躍している永江仁美(ながえ・ひとみ/33)選手。昨シーズンについては「フィットモデルもビキニフィットネスも全力で取り組むことができた」という。

【写真】永江仁美選手の長い脚と美しいアウトライン

「世界選手権出場には一歩届きませんでしたが、ビキニの仕上がりに関しては自分の納得のいくところまでいけました。周りの方のサポートもあってここまで身体を持っていけた、うれしい年でした」

「2025年はビキニに焦点を当てて一回り大きくなりたい」という永江さん。今取り組んでいることについて聞いた。

「ビキニフィットネスは、どのような像をめざすかなど、毎年ちょっとずつ変化していくところがあります。でも、自分の中でできるアウトラインの美しさを追求していこう、と思っています。私は線が細く見えやすいので、アウトライン、上半身からウエストまでの強化、丸みのある脚を目指して、今年のオフはトレーニングやコンディショニングに取り組んでいます」

具体的な取り組みのキーワードは『整える』。

「メニューは、きれいなラインがつくれるように、まずは『整える』ところから始めています。ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅さんから、『特殊なメニューをしなくても、身体を整えるとオーソドックスな種目で狙いたい部位に効かせられるようになるよ』というアドバイスをいただいて、バーベルスクワット、レッグプレス、ブルガリアンスクワットなど、だれもが知っているような代表的な種目でトレーニングをしています。また、肋骨がガバっと開かないように、呼吸をしっかり使って、正しい位置に、肋骨が締まった状態にできるように呼吸の練習をしています」

食事でも『整える』がテーマのようだ。

「オンシーズンは、自分の限界を超えようと必死に取り組んだ結果、健康的なところから逸脱し、心身ともに負担をかけていました。いったん心身をしっかり休めるという意味でも、絶対増えすぎないようにしようとか、ガチガチに計算とかはしていません。人との食事は楽しんで、一人のときはお菓子も食べながら、お酒も飲みながら、リラックスして食事しています。体調やメンタルが崩れないように、食事も『整える』感じで楽しんでいます」

永江さんにとってトレーニングは、必要不可欠なものだという。

「競技以前に土台となっているのは、心身ともに健康に、豊かになるというのをめざしてフィットネスに足を踏み入れたことです。トレーニングすることでエネルギーを発散でき、メンタルが安定すると感じています。競技もがんばり、生活も前より楽しいものになるように今シーズンもがんばります」

永江仁美選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影:中島康介

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