サマスタ選手 コンテスト

曲線美しいヒップラインを作り上げコンテストで活躍の32歳 「和食中心」で食事管理

ボディコンテスト『サマースタイルアワード』で活躍をする猿渡淑乃(さわたり・よしの /32)さんは2024年から同団体のプロ選手として頭角を表し、認定ポージング講師としても活動をする選手である。短時間で効果的に身体を変えてきた猿渡さんはトレーニングだけでなく、「管理しすぎない」食事方法でボディメイクをしている。

【写真】猿渡淑乃さんのヒップライン際立つビキニボディ

2024年12月に開催されたプロ戦ではを果たした猿渡さん。しかしその結果は決して満足のいくものではなかった。

「2025年シーズンに向け、トレーニングはすでに再始動しています。大会終了直後は筋力が伸びるゴールデンタイム。特定の部位を強化するのではなく、全体的な筋量アップを狙ったトレーニングを行っています。そのため、重量設定は高重量・低レップに。セット間の休憩も多めに確保しているため、トレーニングに割く時間は以前にも増して多くなりました」

これまで週3日・1回あたりのトレーニング時間は1時間と設定していた猿渡さんに現在のトレーニング時間を伺った。

「現在は1回のトレーニング時間を85分に設定しています。現在は高重量を扱っているため1種目あたりに必要な集中力や緊張感は高まるもの。怪我予防のためにも休息を十分に取る意識を強めています。また、トレーニング部位が増えたことも時間が伸びた要因の1つですね。2025年は85分のトレーニングを続けようと考えています」

猿渡さんが出場するベディ部門は筋量が求められるクラス。週3日のトレーニングで身体作りを成立させている秘訣を伺った。

「トレーニング頻度の少なさは指摘されることが多いですが、私はこの頻度で筋量が増え、明らかに身体も変わりました。『低頻度=筋肉が育たない』というわけではないということが分かったのです。大切なのは、いかに集中して狙う部位に効かせるか。週3日以上の頻度でトレーニングができないほどの強度の練習を行っているのです」

内容の濃いトレーニングを筋肉に変換させるための工夫は筋トレメニューの内容だけではない。日頃の食事量にも徹底したこだわりが隠されていた。

「タンパク質と炭水化物をしっかり取ることを意識しています。これはシーズン中より今の方が管理をしているほど。かといって、自分のストレスになるほどの過度な管理はしていません。トレーニングを始めた当初はグラム数までしっかり測っていましたが、現在ではいい意味で行わなくなりましたね。周りの選手は休息期間として過ごしている今こそ、私はしっかりと食べるトレーニングをしています。これまで食事管理に自信がなかったからこそ、3食・和食中心の生活を送っています」

猿渡淑乃さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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