ボディコンテストで活躍する選手を取材する当メディアの投稿型企画「私のコンテストデビュー戦」。本企画では、現在コンテストで活躍している選手に自身初コンテストを振り返ってもらい、その上でこれからコンテストデビューを考えている人へのアドバイスをもらう。
誰でも何歳からでも、そして何歳まででも出場できるのがボディコンテストの魅力。清水麻弓さん(しみず・まゆみ/49)さんが、フィットネスと出合ったのは45歳のころ。
「婦人科系の病気で手術することとなり、術後の経過を良くしたいという思いからトレーニングを始めました。結果的に加齢による体調不良や体力低下も改善できたので本当に良かったと思います」
そんな清水さんがコンテスト出場を決めた理由は、筋トレで鍛えた身体を客観的にみてみたいと思うようになったから。2023年のマッスルゲート神奈川大会を皮切りに、その魅力にどんどん取り憑かれていった。
「初めは参加することが目的でしたが、いざステージに立ってみると、ポージングやマッスルコントロールなどの練習不足を感じ、より良い自分を見せたいという思いに変わっていきました」
「競技であるがゆえに、選手は皆もっとギラギラして殺伐としているのかなと勝手に構えていましたが、実際は皆さん何より大会を楽しんでいらして、キラキラして輝いていた姿が素敵でした」
そんな周りの輝く姿を見て、自身もどんどんコンテストに参加し、輝きを増していった。初心者向けコンテスト『マッスルゲート』のウーマンズレギンスから始まったコンテストキャリアだったが、その1年後にはなんとビキニカテゴリにもチャレンジ。
今年もすでに複数の大会にエントリーを決めており、それに向けてトレーニングを欠かさない。
「コンテストに参加する度に新しいフィットネス友だちができて、お互い頑張っている姿に刺激をもらったり、時に励まし合いながら一緒にトレーニングしたりと、自分の世界が広がりました。また、自分自身と対峙するのにもとても良い経験になっています」
文:林健太 写真提供:清水麻弓
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。