「ちょっとブランクがあって、自信がなかったんですけど、優勝できて良かったなと思います」
そう話してくれたのは、3月28日(土)・29日(日)に神奈川・カルッツかわさきで開催された『マッスルゲート神奈川大会』、その2日目、「ウーマンズレギンスフィットネス158cm以下級」で優勝した佐藤明子(さとう・あきこ/48)さんだ。佐藤さんのバランスよくボディメイクされた筋肉に、『マッスルゲート神奈川大会』の会場では感嘆の声が響いていた。

ダイエットには成功したが、ガリガリな自分の身体を見て「これじゃない……」
「ダイエット目的で、最初は有酸素運動を始めたんです。すごく太っていて、痩せたいなと思って。そこから割とすぐに痩せられたんですけど、身体を見たらガリガリで。『これじゃない……』と思って」
2022年ごろからダイエット目的で自己流の有酸素運動を開始。ご飯を減らすことも同時に行うと痩せられた。だが、理想の体型には程遠かったという。
「『かっこいい』身体にするためには筋トレするしかないなと。そこから、バランス良くボディメイクすることに目覚めました。ジムに入会して、パーソナルトレーナーをつけて、本格的に筋トレを始めました。『お金をかけてパーソナルトレーナーをつけたんだから、絶対結果を出さなきゃ』って思って」
パーソナルトレーナーをつけて筋トレをしていった結果、目に見えて身体が変化していった。
「筋肉をつける」という目標を達成するためのモチベーションが大会出場だった
「痩せたらお尻がぺっちゃんこになって、女性らしさがないなと感じて。お尻を鍛えることから始めました。パーソナルトレーナーをつけて、週6でお尻を鍛え始めました。今では、身体全体の筋肉のバランスをとりながら、週3くらいで鍛えています」
佐藤さんは昔から目標を設定して頑張るのが好きだったそうだ。ダイエットでは、具体的な「数字」を目標設定として掲げていたという。筋トレではどのような目標を設定してモチベーションの維持を図ったのだろうか。
「筋トレでは、『筋肉をつけていくこと』に目標が欲しいなと感じて。そう思っていたときに、大会出場っていう目標があったら頑張れそうだなと」
2022年6月に行われた『サマースタイルアワード千葉予選&千葉ROOKIE CHALLENGE CUP』の「BIKINI(BETTY)」部門で優勝し、佐藤さんはサマスタプロになった。
母親の介護も家庭も筋トレも全部頑張りたい!ウーマンズレギンスフィットネスへの挑戦
「サマスタプロになれたのですが、母親の在宅介護や家庭と筋トレを両立しないといけなくなってしまって。BIKINI(BETTY)の水準の筋量や絞りというところまで、トレーニングすることが難しくなりました」
家庭の事情で筋トレのブランクができてしまった期間もあったという。そうした中でも、モチベーションを維持して自身の鍛錬を積み重ねられた秘訣はなんだったのだろうか。
「今の生活を維持しながら、筋トレもしたいし、大会出場もしたくて。すべてのバランスが取れる種目ってなんだろうって悩みました。悩んだ結果、私にとっては、それがウーマンズレギンスフィットネスでした。それに、『マッスルゲート』の場合、優勝したら、年末の『ゴールドジムジャパンカップ』に出られるっていうことも大きなモチベーションになっています」
大会を自分のトレーニングのペースメイクとして活用。大会当日に向けてトレーニングを頑張っていくという気持ちが、介護や家事を自分らしく頑張れる励みになったという。
「大会を上手に利用して、自分の理想の姿になれるように、筋トレしていくのも良いのかなと。『マッスルゲート』みたいな大会がなかったら、こんなに頑張れなかったかなと思います」
ボディコンテストの大会があることが、多くのトレーニーたちのトレーニングの励みになっているだけでなく、私生活も頑張るというモチベーションにつながっているのは、間違いないだろう。
「今後は『マッスルゲート』でも、いつかまたビキニカテゴリーで勝負してみたいです」と力強く話してくれた佐藤さん。これからの活躍にも注目していきたい。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:田島悠
フリーランスのライター。元高校数学教師の経験を活かし、教育・サブカル・旅行系記事の執筆・取材・インタビュー、学校教材の校正・校閲を専門としている。東京都在住。
取材・文:田島 悠 撮影:中島康介










