サマスタ選手 コンテスト

周りから言われた「脚が瘦せたらスタイル良いのに……」 下半身太りに強いコンプレックスを持っていた29歳が「脚線美」を作りコンテストで活躍

「鏡や写真を見たときに自分の下半身が友人よりも太いと思い、自己嫌悪の日々でした」

『2024年サマースタイルアワード(以下SSA)』SPRING CUPルーキービューティーフィットネスモデル部門、ビューティーフィットネスモデルトール部門で入賞した身長170cmの脚線が美しい庄司悠(しょうじ・はるか/29)さんは、仕事のストレス発散とコンプレックスだった下半身の引き締めを目的にトレーニングを開始した。

【写真】コンプレックスを克服した庄司悠さんの「長脚」ステージ写真

「自分自身が気にしすぎていたかもしれないですが、街中を歩いたときにすれ違う人の目線が、自分の下半身に向いていると感じていました。過去に『脚が痩せたらスタイル良いのに』と周囲から言われたこともあり、余計に被害妄想をして嫌な思いをすることが多かったです」

下半身の引き締めを目的に始めたボディメイクだったが、ボディコンテストに出場する選手の引き締まった身体を見て強い憧れを持つようになったという。

「出場したビューティーフィットネスモデルというカテゴリーは筋肉量だけでなく、ポージングによるパフォーマンスも評価基準になります。3歳から中学生までクラシックバレエを習っていたので、身体の使い方やポージングを強みにできると思って出場を決意しました」

下半身の引き締めを改善したくてはじめた筋トレだったが、他の部位は引き締まっても、コンプレックスの下半身はなかなか変わらなかった。

「減量しても上半身が変わっても、下半身が変わらなかったです。きっと体質的に下半身が痩せにくいのだと思います。そこでアプローチを変えるようにしました。反り腰やO脚改善、インナーマッスルの強化に取り組むようにしたんです。日常生活での立ち方や歩き方の癖を把握し、正しい姿勢を意識するようにしています。私の場合は外側重心、姿勢前傾の傾向にあるので、骨盤を後傾気味にして常に腹筋に力をいれて母指球を意識して歩くようにしています。トレーニングでは、フォームを重視し、効かせたい部位にピンポイントで刺激が入るように工夫しています」

「ただ一生懸命やるトレーニングから、改善するにはどうすればいいかと、しっかりと課題を持ってやるように意識を変えました。実際に取り組んでから2、3カ月ほどで理想にはまだまだ遠いですが、自分の理想の『まっすぐで引き締まったきれいなラインの脚』に近づいていると実感しています」

庄司さんが実際に取り組んできたトレーニングメニューを聞いた。これらは脚の筋肉をメインで狙ったトレーニングではないが、脚をきれいに見せるために効果があったという。

「3つあり、プランク、キャットバック、レッグレイズです。プランクは体幹の安定に効果を感じましたね。反り腰改善を目的としたキャットバックでは背骨一つひとつを動かすような意識で行ってきました。レッグレイズは腹筋強化のためと、骨盤の歪みの改善にも効果があったと感じます」

庄司さんはこれらのトレーニングの他にも、中殿筋や腸腰筋をほぐすことでも骨盤や股関節を調整し、反り腰とO脚改善の効果を感じたという。

「今年の大会に出場して入賞を目指しますが、それとは別に自分の理想の脚を手に入れ、周りを気にせず好きな服を着られるようになりたいです。私のように下半身太りに悩んでいる女性は少なくないと思います。どんなに運動しても食事制限しても脚だけは痩せず、諦めている方も多いのではないでしょうか。私も減量したら脚も痩せるだろうと思っていましたが、そうではありませんでした。今もまだ理想には遠いですが、初めて兆しが見えています。根本原因を見つけ、継続的にアプローチすれば理想の脚が手に入ると信じています」

庄司悠さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:コンプレックスを克服した庄司悠さんの「長脚」ステージ写真

取材:柳瀬康宏 写真提供:庄司悠

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