埼玉県・三郷市文化会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 東京予選(8月2日開催)』。ビューティーフィットネスモデル部門(※)マスターズクラスで2位に輝いたのが、石井巴(いしい・ともえ / 39)さんだ。トレーニング歴は2年。SNSで大会に出場する女性たちを見たことから、その一歩を踏み出した。
※モノキニを着用し、単に細いだけでなく、女性らしい丸みとしなやかさを残した引き締まった身体が評価されるカテゴリー
【写真】石井巴さんの30分トレーニングでつくり上げたお尻とバックポーズ

当初、ジムは『入りづらく、ハードルが高い場所』だった。そこでまずはYouTubeを参考に自宅で身体を動かしていたが、大会への憧れが強くなり入会を決意した。
「SNSで大会に出ている女性を見て、“『かっこいい』、素敵だな” と思ったんです。周りでジムに通っている知り合いもいなかったので最初は不安でした。でも、私も大会に出たいという気持ちが強くなって、ジムに入会しました」
習い事の待ち時間の30分が習慣に
継続のきっかけとなったのが、子どもの習い事だった。1時間のピアノレッスンの待ち時間を利用したため、トレーニングができるのは実質30〜40分ほど。それでも「行けない日は仕方ない」と気負わず続けた。
「最初は短時間でも行くことを大事にしていました。続けるうちに15分しかなくても行きたいと思うようになって、スーパーへ行く前に1種目だけやることもありましたね(笑)。“今日は3セットやる” と決めたら、それだけはやり切る。その達成感が好きで続けられました」
家業の農業に携わりながら、家事や子育てもこなしてきた石井さん。トレーニング時間を確保したいという思いから、日常生活にも変化が生まれた。
「仕事も家事も子どものことも、疎かにはしたくありませんでした。だからこそ家事をテキパキこなして、自分で時間をつくるようになったんです。トレーニングを始めてからは、以前より効率よく動けるようになりました」
日常にも溶け込ませたトレーニングとケア
子どもの体調不良などでジムに行けない日は、自宅でストレッチ。フォームローラーやマットは出したままにし、キッチンにもコンディショニング用のボールを置くなど、身体をケアする環境を日常の中につくった。
今大会では特にお尻を強化。ヒップ下部のラインを改善するため、ブルガリアンスクワットやワンレッグデッドリフト、ヒップスラスト、ケーブル種目などを取り入れた。
「トラブルはつきものなので、できない日は受け入れて、できるときに全力で取り組むようにしています。トレーニングを特別なものにせず、日常の一部として無理なく取り入れる。それが継続する秘訣だと思います」
30分でも、1種目だけでもいい。限られた時間を積み重ね、トレーニングを生活の一部へと変えてきたことが、石井さんのステージでの輝きにつながっている。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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