ゴールドジムヴィンテージ大研究vol.02 「復刻版Tシャツのオリジナル版」

「ヴィンテージ大研究」とは?
ゴールドジムをこよなく愛し、ゴールドジムのヴィンテージウェアの収集に余念のない、ハードなゴールドジムマニアのゴールドジム公認パーソナルトレーナー宮野成夫さんがウェアの変遷を紹介していく。

第2回目の今回も、非常にレアなゴールドジムTシャツのご紹介になります。

「このTシャツのどこが珍しいの?今、普通にゴールドジムのショップで売ってるやつじゃん?」なんて声も聞こえてきそうですが……。

ハイ! 確かに、近年ゴールドジムより販売されましたよね、このTシャツの「復刻版」が。 そうなんです、何を隠そう、このTシャツはその復刻版Tシャツの元となった、オリジナルTシャツなんです。

このTシャツも相当に古いもので、おそらく1970年代に流通したものと思われます。辛うじて襟元に残っているタグを見ると、メイドイン・ホンジュラスとあります。中南米のホンジュラス製というのもレアですが、さらにタグを細かく見ると、50%ポリエステル・37%コットン・13%レーヨンの混紡素材となっており、その肌触りはとても柔らかく、着心地も抜群です。

今、この混紡素材でTシャツを作ろうものなら、逆にコストのかかった高級な商品になることでしょう(編集部: 現在でもビンテージTシャツとして販売しています)。

このTシャツの胸のオリジナルロゴマークは、アルファベットの書体も、中央のキャラクターもオールドタイプになっています。

ゴールドジムのロゴマークは、その時代とともに少しずつ変化してきましたが、必ずしも、この時代だからこのロゴしか使われない、といった明確な決まりはなかったようで、同じ時代でも数パターンのマークが使われていました。

今現在では、ゴールドジムのロゴマークのデザインに関しては統一性が求められているようですが、昔はその点、かなりアバウトだったのでしょう、その時代ごとや地域ごとに個性溢れるデザインの商品が流通していたと考えられます。

わざとオールドウォッシュ加工を施し、生地やプリント部分をかすれさせた復刻版のヴィンテージモデルと、自然な経年によってヴィンテージと化したオリジナルモデルの違いがお分かりでしょうか。

ヴィンテージ加工では決して表現することはできない、オリジナルとしての風格と、その佇まいがこのTシャツには間違いなく存在しています。

宮野 成夫 みやの・なりお
1965年8月5日生まれ。兵庫県出身。プロテインの老舗メーカー、健康体力研究所勤務を経て、現在はゴールドジム公認パーソナルトレーナー、スタジオトレーナーとして活躍中。また35年以上のキャリアを持つ、マッスルマニアプロボディビルダー。ゴールドジムをこよなく愛し、ゴールドジムのヴィンテージウエアの収集に余念のない、自他共に認めるハードなゴールドジムマニアでもある。

[IRONMAN2019年9月号より]

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