「筋トレをすると身体を痛める」「頑張っても思うような身体にならない」
そんな悩みを抱えている人は少なくないだろう。パーソナルトレーナーとして活動している岡野よう(おかの・よう/34)さんも、かつては筋トレによる怪我を繰り返し、理想とは逆に寸胴な身体になってしまった経験があった。しかし、身体の使い方を一から見直したことで、筋肉がバランス良く増えてメリハリのある身体へと変化。今年はコンテストにも挑戦している。
【写真】岡野ようさんの引き締まった背中と引き上がったお尻を含む11枚

左2017年、右2026年
姿勢改善で筋トレの質が変わり、引き締まった身体につながった
岡野さんは、9年前にウエイトトレーニングに取り組んでいたころは、身体をうまく脱力できず、必要以上に力んだ状態でトレーニングを続けていたという。
「代償動作ばかりで、アウターマッスルばかりを固めるようなトレーニングになっていました。その結果、身体を痛めることが多く、筋トレそのものが怖くなってしまったんです」
そこで取り組んだのが、呼吸や身体の使い方を見直す姿勢改善だった。まずは自重トレーニングで正しい身体の使い方を身に付け、その後、ウエイトトレーニングへ移行。正しい知識と身体の動かし方を身につけたことで怪我を克服し、その経験を活かしてパーソナルトレーナーへの転身を果たした。現在は基礎と基本を大切にした筋力トレーニングに加え、柔軟性を高めるトレーニングも継続している。
「運動が苦手な人でも、まず姿勢や身体の使い方を整えれば筋トレはうまくなることを、自分の身体で証明したいと思いました」
朝ごはんを食べる習慣で生活リズムも改善
身体づくりで特に効果を感じたのが、朝ごはんをしっかり食べる習慣だ。
「朝ごはんを食べるようになってから体内時計が整い、朝はすっきり起きられるようになりました。夜も自然と眠くなり、間食したくなることも減りました」
ダイエット中は「食べないこと」が正解と思われがちだが、岡野さんは生活リズムを整えることが身体づくりにもつながったと実感している。
一方で、仕事と身体づくりを両立するためには、自分の時間を確保する必要があったという。
「仕事量を調整しないと、自分の身体づくりに時間を使えませんでした」
現在はできるだけ毎日トレーニングを行い、パーソナルトレーニングも定期的に受けながら身体を磨いている。モチベーションを保つ秘訣は「目標を口に出して唱えること」。今年挑戦しているコンテストでグランプリを獲得することが現在の目標だ。
「これからも、お客様に背中を見せ続けられるトレーナーでいたいです」
過去の失敗を「筋トレが悪かった」のではなく、「身体の使い方が間違っていた」と捉え直したことが、岡野さんの大きな転機となった。正しい姿勢や生活習慣を整えることが、理想の身体への近道であることを、その身体で証明し続けている。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:岡野よう
執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。










