減量はどんな人でもつらくなるときがある。それはトップ選手でも同じことだ。ちょっと心が弱くなったとき、もう少し頑張りたいとき――。そんな時期を支えてくれる必須アイテムを教えていただいた。減量はどんな人でもつらくなるときがある。それはトップ選手でも同じことだ。ちょっと心が弱くなったとき、もう少し頑張りたいとき――。そんな時期を支えてくれる必須アイテムを教えていただいた。
【体調管理編】【グルメ・サプリ編】【リカバリー編】と3回に分けてお伝えしていく。
本記事は２回目の【グルメ・サプリ編】！
グルメ・サプリ編
トップ選手だろうと、減量期でも食事を楽しみたい、甘いものが食べたいという気持ちはある。そんな減量期の食事を彩ってくれるものを紹介しよう。
はちみつきなこ納豆
「これがないと僕はもうダメ（笑）。立派な食後のデザートです」
渡部史也
人口甘味料が気になるときに辿り着いたはちみつ。興味本位で納豆にかけてみたらおいしくて。そこに黒豆きなこを加えると、匂いが消えて甘くもったりとした口触りに。同時に入れたら混ざりが悪いので、はちみつを入れて混ぜ、きなこを入れて混ぜる、の順で試してみてください。僕は1日3～4パックをデザート感覚で食べていました！
渡部史也（わたなべ・ふみや）
2024年JBBF西日本男子ボディビル選手権優勝
渡部史也選手からのメッセージ
馬肉
「減量中のたんぱく源は馬肉。絞る時期には欠かせません」
川中健介
自分の減量期に欠かせないたんぱく源が馬肉。増量中は外食時以外食べることは少ないですが、減量期はたくさん食べるようにしています。その理由は、高たんぱく・低脂質であることに加え、牛肉や鶏肉よりもカルニチンが豊富なため、脂肪燃焼効率を高めてくれるから。体脂肪を落としつつ、筋量を維持したい時期には理想的な食材です。
川中健介（かわなか・けんすけ）
2023年IFBB世界選手権クラシックフィジークジュニア21～23歳以下優勝
サイリウム（オオバコ）
「減量末期の甘いもの欲を満たしてくれる立役者です」
椎名拓也
めんどくさがりで、電子レンジしか使えず、お金もかけられない。そんな僕でも水・サイリウム・電子レンジで、簡単にわらび餅が作れます。カロリーゼロの甘味料（ラカント）で甘さを足し、減量末期でも食べられるスイーツ。大量に食べると消化不良を起こす可能性があるので、食べ過ぎることがないのが短所であり、長所です。
椎名拓也（しいな・たくや）
2024年JBBF日本クラス別選手権75kg以下級3位
椎名拓也選手からのメッセージ
「空腹のときこそ体脂肪が燃えていると思って、ポジティブに過ごすことが大事です！」
生胡椒の塩漬け
「食感が楽しく旨みも深い毎食のお供に必須です」
手島祐
鶏胸肉とご飯を中心に減量していると味付けにも飽きてしまい、ご飯が進まなくて。知人に聞いて勧めていただいたご飯のお供です。むにゅっとした食感、噛むとプチッと弾け豊潤なスパイスの香りと、塩の深い旨みが広がります。後から知りましたが、胡椒に含まれるピペリンは減量に向いている成分のようです！
手島祐（てしま・ゆう）
2024年IFBBアジアチャンピオンシップスメンズフィジーク170cm以下級優勝
ミカレアのパラミロン
「減量期に溜まりがちな疲労感が軽減されました」
伊吹主税
兵庫県のゲストポーズの際にミカレア（メーカー）さんがブースを出されていて、サンプル品を頂きました。減量中や疲労感が残る方にはいいかもしれません。「疲労軽減効果が期待される」と書いていて、減量期に入っていたので興味を持ったんです。疲労が溜まりにくい実感があったので、今でも毎日摂取しています。
伊吹主税（いぶき・ちから）
2024年JBBFグランドチャンピオンシップス優勝
取材・文：小笠拡子 大会写真：中島康介、中原義史EastLabsPhotoTeam Web構成：中村聡美
