フィットネスinfo womens

世界摂食障害アクションデイにて、苦しむ女性たちへのメッセージ【ミス日本便り】

国際基督教大学教養学部3年の河野瑞夏さん(撮影:中原義史)6月2日の「世界摂食障害アクションデイ2022」を記念して、6月4日に一般社団法人日本摂食障害協会が主催するウェブセミナーが開催されました。ミス日本グランプリの河野瑞夏も、摂食障害からの回復を目指して戦う一人です。

【関連記事】摂食障害を乗り越え大学3年生の河野瑞夏さんがミス日本グランプリに「人と人とをつなぐミス日本になりたい」

摂食障害はまだまだ一般の理解が浅く、「食べれば回復するのでは?」というように誤って捉えられがちです。特に若年層女性に発症者が多く、支援の手の少なさから命を落としてしまうケースもあるそうです。
そして、コロナ禍発生後に発表された公式データでは、罹患者は2倍にまで激増してしまっているとの報告がなされており、正しい理解と支援の手が必要です。

こうした現況をなんとかしたいと願っている政府・医療・当事者・家族の方が集まったこのアクションディ。
政治的な動き、医療界の体制整備などが報告される中、当事者代表としてミス日本グランプリの河野が、摂食障害から回復の途上にある現在について、赤裸々に発表を行いました。同じ摂食障害で生命まで落としてしまった、カレン・カーペンターズの「I Need To Be In Love」を聴きながら、同じように障害と戦う人たちに自らが改善に向かう糸口となった出来事をお話し、エールを贈りました。アクションデイに集まった300名の聴講者からは、当事者だからこそわかる深い共感に包まれ、大変多くの反響がありました。

ミス日本グランプリの河野は、摂食障害など苦しい立場に置かれている人たちに寄り添いたいという願いをもってミス日本に挑みました。河野にとって今回の講演は、その夢を叶える大きな一歩となりました。

文・写真提供:一般社団法人ミス日本協会


ミス日本コンテストは、日本人らしい美しさを備えた女性を育成・輩出し、より良い社会を築くことを目指しています。1950年に第1回が開催されており、日本で最も歴史と伝統のあるコンテストです。審査では外見に加えて、教養などの内面や、将来の目標への努力といった行動を重視しています。大会の特徴として、出場するファイナリストたちには日本の歴史や道徳、浮世絵やお能といった文化、メイクやスピーチなどを始めとする30講座にも及ぶ勉強会が提供されており、育成の性格を持ったコンテストとして知られています。ミス日本出身者からはこれまで文化、芸術、学問、ビジネス、政治、アナウンサーや女優、モデルなど様々な分野で活躍する女性を多く輩出しており、受賞者それぞれが願う分野で活躍しています。
公式サイトはこちら https://www.missnippon.jp/


-フィットネスinfo, womens
-,