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8時間未満の睡眠では筋肉は大きくなりにくい!?睡眠時間とテストステロンの関係

「筋肥大はジムで起きてるんじゃない!眠っているときに起きてるんだ!」そう、ワークアウトは筋肉にダメージを与える手段だ。筋肉の発達には様々な要素が絡んでいるので、トレーニングさえやっていればいいというものではないのだ。では、筋肥大を促進するにはどうすればいいのだろうか。

良質の睡眠が筋肉を作る

睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなり、健康を害する可能性も高くなる。もちろん、睡眠不足が続けば筋肥大は望めない。

しかし、これは言い換えると、良質な睡眠が得られれば、それだけで筋肥大の条件をひとつ満たすことができるということだ。

睡眠が重要な理由は、それが疲労回復をもたらし、眠っている間にワークアウトでダメージを受けた筋線維が修復されるからだ。そのためには8時間の睡眠が必要とされている。

また、睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になる。成長ホルモンはアナボリックホルモンのひとつであり、これもまた筋発達を促し、しかも異化分解の作用を持つストレスホルモンのコルチゾールを調整するのに役立つのである。

アメリカン・メディカル・アソシエーションの協会誌によると、8時間未満の睡眠が1週間続くと、体内でのテストステロンのレベルが少なくとも10〜15%も減少することが確認されたそうだ。

ちなみに、全米睡眠協会では、18〜64歳の大人は1日9時間の睡眠を推奨している。

もちろん、そんなに長時間の睡眠を確保するのは難しいという人も多いだろう。それでも、何とか筋肥大させたい、体組成を改善したいと思い、現在はそれを最優先しているというのであれば、7〜9時間の睡眠を毎日しっかり取ることは必須であると言っても過言ではない。

しかし、現代社会に生きる私たちは、様々な悩みやストレスを抱えている。ベッドに入り、部屋を暗くしただけではなかなか寝付けないという人は少なくないのだ。

文:Sarah L. Chadwell, NASM-CPT 翻訳:ゴンズプロダクション

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佐藤奈々子選手
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