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【セミナー潜入】『結果を出す身体は、偶然つくられない』 藤井貫太朗と西﨑空良が語った“トレーニング継続の本質”

3月16日(月)に大阪・阪急うめだ本店8階コミュニティパークで、『結果を出す身体は、偶然つくられない。実績を積み重ねた2人が語るボディメイク理論』セミナーが開催された。登壇したのは、2025年『日本クラス別ボディビル選手権』75kg以下級で優勝し、同年『日本男子ボディビル選手権』で8位となった藤井貫太朗(ふじい・かんたろう/30)選手と、2025年『ジュラシックカップ』オープンクラスで優勝した西﨑空良(にしざき・そら/29)選手だ。

【写真】登壇した藤井貫太朗選手、西﨑空良選手のセミナー写真11枚

左:藤井貫太朗選手、右:西﨑空良選手

大阪・堺筋本町にあるラグジュアリーフィットネスジム『ReXeR(レクサー)』のトレーナーとして活動し、競技でも結果を出してきた2人が、身体づくりの理論だけではない、継続するための考え方や習慣について語った。

会場には、30人を超える来場者が集まり、立ち見をする観覧者の姿も見られた。今回のセミナーは、阪急うめだ本店8階『GREEN AGE』で行われたイベント『Spring Wellness Life -ウェルネスを纏う、春-』の一環として開催されたもの。トレーニングにフォーカスしたブランド提案が行われ、『RUELLE(ルエル)』のアクティブウェアや、ReXeRのカフェも展開されていた。

なお、藤井選手はRUELLEのアンバサダーも務めており、当日もRUELLEのウェアを着用して登壇。実際に競技で身体をつくり上げてきた選手が、機能性とデザイン性を備えたウェアをまとって語る姿は、イベントのテーマとも重なって見えた。

結果を出す人に共通するのは、特別な方法ではなく積み重ねる力

この日のセミナーでは、2人がそれぞれの知識や経験をもとに、身体づくりの本質について語った。印象的だったのは、目新しい裏技や近道ではなく、結果を出すためには日々の積み重ねが欠かせないという一貫した姿勢だ。

身体がデカくなれない一番の要因について、西﨑選手は「根気と努力が足りない」と簡潔に語った。藤井選手も「気持ちの持ちようです。身体をデカくするには、その気持ちが足りないと難しいと思います」と続けた。身体づくりを支えるのは、特別な才能よりも、地道に続ける意志であることが伝わるやり取りだ。

日々の食事やサプリメントについても、実践的な話が続いた。サプリメントについては、西﨑選手が「プロテインは食事という感じで普段から飲んでいて、サプリメントはクレアチンを取っています」、藤井選手も「プロテインとクレアチンを取っています」と回答。たんぱく質源については、西﨑選手が「基本は鶏胸肉です。あとは、やよい軒でサバを食べることもあります」と話し、藤井選手は「鶏肉、魚、卵などから、まんべんなく取るようにしています」と明かした。

トレーニング頻度についても、2人の考え方にはそれぞれの個性がにじんだ。西﨑選手は「できるだけやってますね。しんどいときや気持ちが乗らないときは休んで、また切り替えます」と語り、無理を押し通すのではなく、継続を前提にした調整の大切さを示した。一方の藤井選手は「PPL法で回しています。プッシュ、プル、レッグを週2回ずつ回して、週1回は休みを取ります」と説明した。

会場からの質問コーナーでは、「部位ごとに『これさえやっておけば』という種目を挙げるなら何か」という具体的な質問があった。脚は2人ともスクワット、背中は懸垂、胸はベンチプレスを挙げ、基本種目の重要性を改めて示した。肩は西﨑選手がサイドレイズ、藤井選手がダンベルショルダープレス、二頭筋は2人ともバーベルカール、三頭筋は2人ともライイングエクステンションを推薦。王道を確実にやり込むことが、結果につながるという考えが伝わる内容だった。

また、筋トレを続けて身体が大きくなったことで感じた変化について尋ねられると、西﨑選手は「横向きで寝にくくなりました。身体の幅があるので、枕が低く感じます(笑)」と会場の笑いを誘った。藤井選手は「服の選び方が変わりました。気に入った服でも入らないことがあります」と話し、身体づくりが日常生活の細かな部分にも影響を与えることを実感を込めて語った。

セミナー後半には、2人から特別にトレーニング指導を受けられるコーナーも用意されていた。西﨑選手はサイドレイズ、藤井選手はデッドリフトを参加者にマンツーマンで指導。ステージで結果を残してきた選手から直接アドバイスを受けられる貴重な機会となり、参加者にとっては知識だけでなく、実践感覚まで持ち帰ることができる時間となった。

セミナーの経験については、藤井選手が「2回目ですね」、西﨑選手は「僕は初めてです。司会もあったので緊張せずに楽しめました」と振り返った。さらに今後のセミナー予定については、2人そろって「今のところ、ないです。依頼があればぜひ!」と笑顔で語った。

今後の目標について藤井選手は「日本選手権で昨年より上位を目指します!」、西﨑選手は「ジュラシックカップでファイナリストに残ります!」と力強くコメント。セミナーで語られた“気合と根性”という言葉を、自らの競技人生でも体現し続けようとする意志が表れていた。

セミナー全体を通して伝わってきたのは、ボディメイクとは単なる減量や筋肥大のテクニックではなく、自分と向き合い続ける気持ちと、目標に向かって積み重ねる姿勢そのものだということだ。本気で身体を変えたい人にとって、競技者の話は遠い世界の話に見えることもある。だが、この日語られた内容は、特別な選手だけのものではなかった。今日からできることを積み重ねる。その大切さを、実績ある2人が自身の言葉で示した1時間だった。

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執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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