──いつ聞いても、兄弟仲がよさそうですよね。
レオナ 兄弟もそうだし、僕らは家族で仲いいですから。
──２日連続だったら、レオナ選手は前日計量の日になっていたわけですからね。そう考えると、それが実現しそうだったというのもすごい話ですよね（笑）。そして昨年末にプロデビューした松山勇汰選手は21日「Ｄａｙ１」のプレリミナリーファイトへの出場が決定しました。チームとしてもどんどん出ていきたいところですね。
レオナ はい。勇汰はどんどん勝っていって、早いうちにＫｒｕｓｈのタイトルを獲ってほしいと思ってます。それだけの実力はもうあると思うので。
──一方で半澤さんは、レオナ選手が勝てば「Ｋ‒１王者を育てたトレーナー」ということになり、「ＬＡＲＡ ＴＯＫＹＯ」も「Ｋ‒１王者の拠点ジム」ということになりますが。
半澤 いや、そういうのも特に……。ああ、ジムの会員が増えるんだったらいいなあ（笑）。
──もちろんレオナ選手としては目の前の試合に集中していると思いますが、勝った先というのは何か考えますか？
レオナ 勝たないと何も言えないですけど、ここが最終目標じゃないですからね。世界にはもっともっと強いヤツがたくさんいるし、一番強くなりたいだけですから。僕は有名になりたいわけでもないし、メディアに出たいというわけでもないし。実力で一番になりたいというだけなので。メディアに出続けた上であれだけ強い武尊選手はすごいと思いますけど、僕が目指しているのはそこではないので。
──それは以前からずっと言っていますよね。
レオナ はい。それに、僕が世界一になれば半澤さんが世界一のトレーナーということになるので、それを証明したいと思います。
──先ほども出ましたが、ＴＥＡＭＴＯＰ ＺＥＲＯＳを引っ張る立場としても、勝たないといけない試合ですね。
レオナ そうなんです。ここでＫ‒１のチャンピオンになってアイツらの先を行って、常に背中を見せていないとと思ってますね。それが僕の役割だと思うし、簡単に追いつけると思うなよと（笑）。
──前回、チームで撮影させていただいたときは、虎於奈選手だけベルトがなかったので、戴冠した今、全員のベルト姿をまた撮らないといけないですね（笑）。
レオナ お願いします！ 虎於奈がそれまでベルトを持ち続けていたらいいんですけど（笑）。
──試合に向けて、不安要素はもうないですか？
レオナ 僕自身はないです。強いて言えば、半澤さんの体が心配ということぐらいですね（笑）。試合まで、ちゃんともつのかどうか。
半澤 まだ発表前のものもありますけど、他に見ている選手たちの試合も決まっているものがあって、その近辺にいろいろ重なってるんですよ。だからけっこう大変ですけど（笑）。
レオナ お願いしますよ（笑）。
──ＬＡＲＡ ＴＯＫＹＯの近くには神田川が流れていて、春になると桜の花がすごいんですよね。試合の時期はちょうどいいタイミングなんじゃないですか。
レオナ いいですよね。勝利記念でまた取材に来て、桜と一緒に撮ってください（笑）。
Leona Pettas
1992年4月29日、埼玉県出身
身長175cm
第9代Krushスーパー・フェザー級王者
2016年英雄伝説アジア-60kg級トーナメント優勝
34戦28勝（12KO）5敗1分
Hidetoshi Hanzawa
1975年1月11日、東京都出身
LARA TOKYO会長
