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横川尚隆が「筋肥大には3ヵ月トレーニング」をバッサリ否定

現在発売中のウエイトトレーニング&スポーツニュートリション専門誌『IRONMAN(アイアンマン)5月号』では『トップビルダーのビフォー・アフター「最初はみんな細かった」』が特集されている。

ボディビル、メンズフィジーク、パワーリフティング、ウエイトリフティング競技から合計32選手が掲載されている。

杉田 茂、 須藤孝三、 朝生照雄、 小沼敏雄、 田代 誠、 鈴木 雅、井上 浩、谷野義弘、 林 英二、須江正尋、高梨圭祐、佐藤茂男、木澤大祐、加藤直之、須山翔太郎、 山口 裕、 嶋田慶太、相澤隼人、 寺島 遼、有馬康泰、久野圭一、小泉憲治、 岡 典明、 梅田 亮、 佐藤 綾、直野賀優、三土手大介、 児玉大紀、 鈴木佑輔、山本俊樹、村上英士朗、掲載順に名前を列挙するだけでもすごいメンバーだ。

トップ選手たちは、並外れた素質があって、最初から大きな筋肉と強い身体をしていたのではないか? 自分なんかトップ選手のようにはなれないと諦めている方も多いかと思う。しかしこの特集を読んでみると、トップ選手たちの細かった頃の貴重な写真が並んでおり、多くの方のモチベーションがあがるはずだ。

現・ボディビル日本王者の横川尚隆選手のアドバイスは刺激的だ。本当にバルクアップしたいならば「基準値を超えないと何も変わらない」と、身体を大きくするための横川流のアプローチを語っている。筋肥大には3ヵ月トレーニングを続けなければ効果がみえてこないということを耳にするが、横川選手はこれに否定的だ。

「3ヵ月続けてようやく身体が変わるという言い方だと時間が基準値になっちゃいますよね。だから多くの人が3ヵ月をダラダラ待ってしまうんじゃないですか? だったら3ヵ月のダラダラをやめて、本気で取り組んで1ヵ月で変えたほうがいい。1ヵ月でも、身体は変わります。絶対に変わりますから。それでもし続かなかったら、そこまでの気持ちじゃなかったってこと」

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とにかく身体を良くしたい、筋肥大をしたいと思ったのであれば、本気でやってみるのが何よりの正攻法だと言う。ただ、本気でやるにも、何をやればいいのか分からない人にも朗報だ。今号は初・中級者向けの企画が満載だ。

ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手が「絶対に押さえておきたいトレーニングの基本5か条」を紹介。トレーニングをより効果的に進めるために知っておきたい内容がまとまっている。選手としての実績に加えて、全国各地でトレーニングセミナーを開催し、講師としても定評のある鈴木選手が初心者トレーニーのために分かりやすく解説。分割法の考え方など知らずにトレーニングするのはもったいない内容だ。

また、トップボディビルダーの加藤直之選手が「原点から学ぶBIG3 plus 1講座」をバルクアップには欠かせない種目として丁寧に解説。さらにジムに持っていきやすいように16ページの小冊子付録としてまとまっている。なかなかフリーウエイトエリアに挑戦できないという人も、この小冊子を片手に正しいやり方をマスターして、バルクアップを目指すといいだろう。

トレーニングばかりに目がいきがちだが、「身体作りは食卓から」という言葉もあり、栄養面もとても重要。栄養のスペシャリスト桑原弘樹氏は「初心者向けサプリメント」を紹介。筋肥大するために必要なプロテインの量、種類、タイミングなどのたんぱく質に関する基本的な知識はもちろん、筋肥大をする上で、たんぱく質と同等以上に〇〇が重要だと説く。トレーニングで身体を変えたいなら必読だ。

この春、トレーニングを始めようと考えている人や、トレーニング効果をなかなか実感できていない人にはうれしい情報がパッケージされているので、ビギナートレーニーには贅沢な一冊。また、特典としてゴールドジム無料体験チケットも付いているので、この企画に筋トレの聖地・ゴールドジムでトレーニングしてはいかがだろうか。

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アイアンマン5月号表紙は相澤隼人選手

(文:FITNESS LOVE編集部)

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