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トップ選手のビフォーアフター!横川尚隆「筋肥大を叶える思考術」ロングインタビュー再録①

かつてないスピード感で日本ボディビル界のトップに昇りつめた横川尚隆選手。成功の秘訣は、理論や定説に縛られない彼特有の思考術にあると考えられます。今回は筋肥大をテーマに、横川選手がトレーニング初心者だった頃を振り返りながら話を聞きました。

取材・文:鈴木彩乃 撮影:中原義史 大会写真:中島康介 写真提供:横川尚隆

もともとはポッチャリ体質も運動習慣で痩せ型マッチョに

──今の横川さんからすれば、過去はいつの時代を振り返っても「細かった」と思うのですが、学生時代はどのような体型でしたか?
横川 小学校はソフトボールをしていて、中1からはキックボクシングを始めました。筋トレをしていたわけではなかったんですけど、やっぱりずっと身体を動かしていたので小学校高学年くらいのときにはもう一般的にはマッチョというか……。もちろん筋肉はデカくなかったけど脂肪がのっていないから、腹筋とか普通に割れていたし、腕を曲げたら上腕二頭筋と三頭筋のセパレートが出るくらいにはなっていましたね。

──格闘家のような身体ですか?
横川 そうですね。

──では逆に、太っていた時期はありますか?
横川 小1、2あたりはポッチャリしていたように思います。友だちとか、周りから言われた記憶はないけれど、兄からよく言われていたのを覚えているので。

──幼少期にポッチャリしていた人は、ずっとポッチャリ傾向にあるように感じますが。
横川 体質的には、太りやすいと自覚しています。ただソフトボールにせよキックボクシングにせよ、ハードに身体を動かす習慣があったから、お菓子とかを食べても太ることなく過ごせたのだと思います。

──キックボクシング時代は、競技の練習で身体ができていった感じですか。
横川 そうですね。練習以外に特別に筋トレをしたりっていうのは、なかったですね。当時は身体をデカくしようとは考えていなかったし、格闘技をすると競技特性的に腕・肩周りがサイズアップして、全身もシェイプアップされる。ジムに同年代の選手は僕以外いなくて、周りは大人ばかりだったから〝そういう身体”であることが普通。だから「こういうもんだろう」って感じで、特に何も考えていませんでした。

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