【筋肉超人伝説】日本ボディビル史上最年少ファイナリストが、”難関”東京のチャンピオンになる直前の話(前編)

23歳以下のジュニア世代をリードする相澤隼人選手。まだ10代という若さで、既に7年目というコンテストキャリアを持ち、ボディビル界を牽引するトップ選手への成長に期待が寄せられている選手の一人だ。
成長著しい大注目の相澤選手に、トレーニングや大会、そしてライバル選手などについて話を聞かせてもたった。
(本内容は月刊ボディビルディング2019年6月号「特別取材相澤隼人」から修正引用)
取材:吉田真人 写真:中島康介

2019年東京ボディビル選手権史上最年少優勝 相澤隼人選手

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◆ジュニア世代のライバル

吉田:昨年の関東学生と全日本学生選手権の優勝おめでとう! 1年生で優勝とは凄いね!

相澤:ありがとうございます。 学生選手権は以前兄が出ていて、初めて観に行った大会だったんです。すごく思い入れがあって、それであのステージに立ちたいというか、勝ちたいというのがあったんです。泉風雅さん(前年の全日本学生選手権優勝)もいたので、昨年は学生選手権だけに専念しました。

吉田:ジュニア選手権の連覇も狙えたんじゃない?

相澤:ジュニアのタイトルは一昨年に獲っているので、「いいかな」というのもあって。

吉田:お兄さんが出場している大会を観に行ったのは何年?

相澤:2013年か14年くらいの時です。でも、家族の中で自分が一番ステージに立ったのが早かったんですよ。

吉田:チャレンジャーなんだね。神奈川オープンだったかな? まだ中学生の時だったよね。

相澤:はい、中2の時です。2013年の7月くらいだったと思います。

神奈川オープンでのボディビルデビュー時の写真。当時まだ13歳だった。

吉田:その後、全国高校生選手権で3連覇、そしてジュニア選手権と学生選手権で優勝だから、もうこの世代では無敵の存在と言えるんじゃないじゃないかな。

相澤:ただボディビルで負けていないだけであって、身体では負けている部分はあるかなとも思います。特に目立つのは榎本星矢さんです。去年のジュニアで2位だったんですけど、デカイんですよ!

吉田:そうなんだ。相澤くんが目指しているのは大きさなの?

相澤:大きさもそうですけど、クラシックな感じがすごく好きです。モンスターじゃなくてウエストが締まっていてメリハリのある身体ですね。 山田幸浩さん(2014年日本選手権3位)みたいな身体、すごくカッコイイですね。関節がすごく細いから筋肉が丸く太く見えるし、メリハリがあって、あんな感じがすごく良いです!

吉田:今、イメージしているのは山田選手のような身体?

相澤:山田さんもそうですし、鈴木雅さん(当時日本選手権9連覇中)もそうです。

吉田:バランスに優れた完成度の高い身体を目指しているという事だね。

相澤:そうです。

吉田:話を戻して、「身体では負けている部分もある」って事だけど。

相澤:自分の中では、そうですね。でも実際に並んでいないので何とも言えないです。

吉田:これまで計画的に取り組んで目標を達成してきたよね。2年前にインタビューした時には全国高校選手権の3連覇とジュニア選手権の優勝を口にして、そして去年は泉選手に勝ちたいとも話していた。今年はジュニア世代のライバルとして榎本選手に狙いを定めているという事なのかな?

相澤:そうですね。同じステージに立たないからには勝ったなんて言えないですから。別に勝ち負けにこだわっているわけではないんですけど、でも、競技としてやっているので、やっぱり勝ちたいです。自分で言うのも何ですけど、泉さんを含めて“トップ3” と思っているんです。背丈も同じくらいですし、みんな70㎏前後の体重なので、そこで勝負をしていかなければと思っています。

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