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腹筋バキバキ原田理香「大会3日前にチートを入れたらさらに良くなりました」

数多くのドラマが見られた昨年の日本選手権。選手たちはどのような思いで、あの日のあのステージに上がったのか。ここでは男子ボディビル、女子フィジークの各2位から12位までの選手を単独取材。感動の舞台裏に迫る。

大胸筋や腕までもバキバキに仕上がった原田理香選手

取材:藤本かずまさ 撮影:中島康介

2021年女子日本フィジーク選手権大会4位・原田理香「3日前にチートを入れたらさらに良くなりました」

今シーズンの目標はジャパンオープンの優勝と、日本選手権で6位以内に入ることでした。ジャパンオープンのときはかなり食事を制限して調整を進めて、私としては「これでもう大丈夫」というコンディションで臨んだのですが、思うような結果が出ませんでした。例年通りのコンディションで、例年通りの体重だったものの身体に元気がなかったというか、張りがなかったように感じました。昨年1年間試合がなかったので、自分の調子を取り戻すのに時間がかかってしまったのかもしれません。
ジャパンオープンでの順位があまりにも低くて予定していた日本クラス別への出場を迷ったのですが、エントリーはしていたので出ようと決めて、そこからは摂取カロリーを上げながら調整を進めていきました。このタイミングで摂取カロリーを上げるのは、凄く怖かったです。でも、うちの旦那さん(ハラダマン)にもう少しカロリーを摂ったほうがいいと言われ、その言葉を信じてやってみたら次第にコンディションが良くなっていきました。減量が進んでもトレーニングの使用重量が下がることもなかったです。日本選手権の3日前にチートを入れたら、さらに調子が良くなりました。
これがもし私一人だけだったら、摂取カロリーを上げるという発想は出てこなかったかもしれません。そこでしっかり食べることができたのが良かったと思います。旦那とは毎年毎年、一緒に取り組んでいるので、信頼してすべてを任せています。今年は疲れることなく日本選手権を迎えることができました。今シーズンで一番疲れていたのは、初戦のジャパンオープンだったかもしれません(苦笑)。6位以内という目標を達成でき、4位をいただけたのはすごくうれしいです。今後の課題としては全体的な筋量増加を計っていくのはもちろんですが、私は特に肩が弱いと感じています。リラックスポーズでの張り出しが足りないと思います。
あとはポージングです。肩が上がるクセなどを指定していく必要があると思います。来年は引き続きジャパンオープンの優勝、そして日本選手権で今年よりも良い成績を残すことを目指していきます。

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