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初心者向け!ボディコンテストのポージングとコスチューム徹底ガイド

コンテスト出場に向けて、大会前に必ずやるべきことがある。それがポージングの練習とコスチューム選びである。初めて出場する場合、まずどんなことから取り組めばいいのか。日本ボディビル・フィットネス連盟常務理事で選手強化委員長も務める辻本俊子さんに伺った。
取材:藤本かずまさ 取材協力:JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)

STEP01:出場するカテゴリーを決める

最初に行うべきことは、自分が出場するカテゴリーを決めることです。ひと口に「コンテスト」といっても、「男子ボディビル」「女子フィジーク」「クラシックフィジーク」「メンズフィジーク」「ボディフィットネス」「ビキニフィットネス」「フィットモデル」など、様々なカテゴリーがあります。また、それぞれの競技は体重や身長でクラスが分けられています。まずはどの競技のどのクラスに出場するか決めること。ポージングの練習もコスチュームの選択も、全てはそこから始まります。

STEP02:コスチュームを確認する

出場するカテゴリーを決めたら、その競技のコスチュームを確認します。それぞれの競技のコスチュームはルールによって定められています。公式ホームページなどを見て、何を用意すべきかを調べましょう。特に女子選手の場合は水着の制作の依頼をしてから手元に届くまでに時間がかかる場合があります。最低でも大会3カ月前にはオーダーしておいたほうがいいでしょう。大会の直前になればなるほどバタバタするものです。大会の日から逆算して、できることは早めにやっておくことをおすすめします。

STEP03:公式の講習会や練習会に参加する

JBBF公式の講習会やポージング練習会などに参加して、ルールと規定ポーズを把握しましょう。何を練習しなければいけないのか。どういうルールになっているのか。どういったことを守らなければいけないのか。これはいかなる競技においてもそうですが、まずはルールを勉強しましょう。

東京を含め各県の連盟が実施している講習会では、各カテゴリーのチャンピオンを招聘して、実際にポーズをとってもらい、各カテゴリーに分かれてポージングの練習をするという時間も設けています。 そういったところに参加していただくと、より理解が深まると思います。また、ゴールドジムさんでもポージングの練習会は実施されています。

「どこで練習していいのかわからない」という方は、自分が選手登録をした地域、個人登録であっても東京なら「東京」、大阪なら「大阪」とその地域での登録になっているはずですので、地域の事務局や近隣の加盟ジムに問い合わせをしてみて、ポージングの指導をしてもらえるところを紹介してもらうのがいいと思います。大会によっては直前の練習会や説明会を実施している場合もあります。ホームページでマメに情報をチェックしながら、そういった公式の練習会などに参加されたほうがより正しい情報が得られるはずです。

STEP04:ポージングの練習を行う

公式の講習会などに参加して自分が出場する競技の規定ポーズを把握したら、その後は自分で練習するのはもちろんのこと例えば所属ジムの選手ならばそのジムのトレーナーさん、個人登録の選手ならば、可能ならJBBFの指導者資格を持っている方や役員の方に相談して、通いやすい範囲の中でレッスンを受けられる場所があれば、そうした場で練習するのがいいと思います。

練習の開始時期は大会の2、3カ月前からという短いスパンではなく、本来ならばトレーニングが終わったら必ずポージング練習を1回行うというルーティンを決めてあげるのが理想です。ポージングとトレーニングには通ずるものがあり、例えば胸のトレーニングをやったあとに胸のポージングであるサイドチェストを行うことで、ポーズが身体に馴染んでいきやすくなります。トレーニング後に規定ポーズを取るようにし、そして大会2カ月前ほどになったら練習会に参加したりトレーナーさんに指導してもらったりと、細い練習に入っていけばいいと思います。

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