愛知のジュラシックの弟子が語る急成長トレーニング論

昨年はジャパンオープン選手権で7位、愛知県選手権で優勝を果たしたボディビル界のホープの一人、高橋洋介。彼は現在、愛知県名古屋市にあるトップボディビルダーの木澤大祐が運営する『ジュラシックアカデミー』にてトレーニングを行っており、指導も受けている。ボディビル歴はまだまだこれからという感じだが、成長が早くあっという間に愛知の王に君臨した。その高橋選手に、どのようにして今の肉体を持つに至ったのかを取材した。(月刊ボディビルディング2022年4月号から引用)

取材・文:月刊ボディビルディング編集部 撮影:中島康介

「トレーニングはどの部位も共通して、重量を求めています」

トレーニングを始めたのは高校2年生のころです。バスケ部だったんですが、補強でウエイトトレーニングをやらされていました。部活のメンバーは、バスケが上手い人が多く、頑張って身体を鍛えて大きくしたら監督に見てもらえるチャンスが増えるんじゃないかと考えていました。とにかく、ユニフォームが欲しくて一生懸命やっていたら、だんだんとウエイトトレーニングが楽しくなり、のめり込んでいきました。いつの間にか自主練のシュート練習を止めて、代わりにウエイトトレーニングばかりやっていました。
トレーニング開始初期のころは、高校のボロボロのトレーニングルームを使っていました。メニューは、バスケ部の顧問に言われるがまま、ベンチプレス、体幹トレーニング、スクワットに取り組んでいました。やらされていたトレーニングはあまり楽しくなかったのですが、自主練はとにかく楽しかったです。今みたいな知識があったわけではないので、セット方法なども意識せず、パンプ感を感じながら、ただひたすらトレーニングをしていました。
そして、現在のトレーニングは木澤大祐選手のいる『ジュラシックアカデミー』でやっています。ルーティーンは曜日固定の6分割で、月曜日:大腿四頭筋(スクワット・レッグエクステンション・ハックスクワットなど)、火曜日:ハムストリング・殿部・カーフ(レッグカール・スティフレッグデッドリフト・ブルガリアンスクワットなど)、水曜日:胸(ベンチプレス・インクラインダンベルプレス・マシンフライなど)、木曜日:背中(ワンハンドラットマシン・ナローラットプルダウン・ダンベルベントオーバーロウなど)、金曜日:肩(マシンショルダープレス・インクラインサイドレイズ・ワンハンドリアデルトなど)、土曜日: 腕(EZバーライイングトライセップスエクステンションなど)、日曜日:オフです。
トレーニングはどの部位も共通して、重量を求めています。前回よりも高強度でできるように、回数と重量にこだわりを持っています。今ハマっている(好きな)トレーニングはベンチプレスです。高校生時代にバスケの影響で肘をケガして、治ると言われて手術をしたのですが、結局治らず今も痛みを引きずりながらトレーニングをしているので、身体に左右差があり、それまでずっとベンチプレスから逃げていました。今回のオフから、身体の厚みを作るために数年ぶりにトレーニングメニューに取り入れています。また、ベンチプレスは人気種目なだけあって楽しいので、やり込んでいます。
参考にさせていただいている選手は木澤選手です。一番身近でトレーニングを見ることができるので、細かい部分まで学ばさせていただいてます。高校のころに、トレーニングにハマり、進路に迷った末に将来はトレーナーになりたいと思いました。高校を卒業してトレーナーの専門学校に通い始め、初めはボディビルには全く興味がなかったのですが、「なぜ、そんなところに筋肉がつくんだ!?」と思うようになり、いつしか尊敬し、「一番男らしくてかっこいい、自分もそうなりたい」と思うようになりました。
現在は、今年のジャパンオープン選手権を初戦に考えて調整しています。3月から半年間の減量がスタートです。今は95kgくらいに落ち着いているので、13~14kgの減量になります。今年はジャパンオープン選手権で去年よりもいい順位をいただけるようにがんばります。今は目の前のトレーニング、大会、やれることを一つひとつ丁寧に向き合って、自身の成長につなげていきたいと思います。

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