トレーニング

ボディビル世界王者が教える「大胸筋を鍛えるダンベルフライ」|よくあるNG解説付き

ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手がダンベルトレーニングを解説。ダンベルを用いたトレーニングのメリットは、「自由に動かせる」というところ。しかし、その分、動作が難しいので、よくあるNG動作になっていないかチェックしてみよう。ここでは大胸筋を鍛えるダンベルフライを解説する。[IRONMAN2022年3月号より修正引用]

取材・文:藤本かずまさ 撮影:北岡一浩

ダンベルフライ

ダンベルフライ動作

スタートポジションの作り方はダンベルベンチプレスと同様。上腕、前腕、手首、手のひらが向き合うようにしてダンベルを保持して構える。しっかりと肩を安定させてから、両肘を遠ざけるようなイメージでダンベルを下げていく

可動範囲はダンベルプレスと同じ。胸をストレッチさせたいからといって深く下ろしすぎないように

このように肘を開きすぎてしまうと肩や肘、手首に負担がかかる。前腕は床と垂直、もしくは軽く開く程度

ダンベルを親指と人差し指側で強く持つと肩関節への負担が大きくなり、胸よりも肩に刺激がいきやすくなる。ダンベルは手のひらの中央部分で保持し、動作中はできるだけ両手のダンベルが平行になる位置を保つように

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鈴木 雅(すずき・まさし)
1980年12月4日生まれ。福島県出身。身長167cm、体重80kg ~83kg。株式会社THINKフィットネス勤務。ゴールドジム事業部、トレーニング研究所所長。2004年にボディビルコンテストに初出場。翌2005年、デビュー2年目にして東京選手権大会で優勝。2010年からJBBF日本選手権で優勝を重ね、2018年に9連覇を達成。2016年にはアーノルドクラシック・アマチュア選手権80㎏級、世界選手権80㎏級と2つの世界大会でも優勝を果たした。DMM オンラインサロン“ 鈴木雅塾”は好評を博している。


執筆者:藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。


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